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生まれたての赤ちゃんは、一日の大半は寝ていて、眠りと寝覚めの周期は短く不規則です。それがホルモンや神経の働きによって、徐々に睡眠と覚醒(かくせい)のリズムができて、4か月ごろには夜にまとまって寝るようになり、昼夜の区別がはっきりしてきます。そして6か月くらいから睡眠の深さのリズムも大人と同じような型に変化していきます。1歳ごろまではお昼寝は午前・午後1回ずつ、1歳半ごろでは午後1回とる子が多いですが、個人差は大きく、最初からあまり寝ない子や、1歳半で全くお昼寝をしなくなる子もいます。睡眠は量より質が大切なので、昼間の様子が元気なら睡眠は足りているでしょう。心配いりません。
寝付きが悪い場合、寝にくい場合は、赤ちゃんが眠りやすいように環境を整えてあげましょう。お乳が足りているか、周囲が夜遅くまで起きていて部屋が明るすぎたり、うるさかったりすることはないか、暑すぎたり寒すぎたりすることはないか、お布団が重かったり衣服が窮屈だったりしないか、など気をつけてみてください。
また、生活全体のリズムをつけることも大切です。食事、排泄(はいせつ)、入浴、遊び、外出など、できるだけ時間を決めて行うこと、目が覚めている時間に外へ出て、日中十分遊ばせることも安眠につながります。ただし、一所懸命遊ばせすぎて、あまり興奮させたり、くたくたになったりするとかえって寝にくくなるので注意してください。
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