ここから本文です。
細菌、ウイルスは、私たちの周囲どこにでも存在しています。
特に夏場は細菌が繁殖しやすく、食中毒も起こりやすい季節です。大人の場合でも、おかずの残りはすぐ冷蔵庫にしまって食べ直す前には十分再加熱する、調理器具は清潔にするといったことを注意します。同様に赤ちゃんの場合も、ミルクの残りを長時間放置しない、ほ乳瓶はきれいに洗うといった注意が当然必要です。
赤ちゃんは6か月ごろまではお母さんからもらった免疫物質で感染から身を守っています。理論的にはほ乳瓶を消毒する意味はありますが、一方で病気の原因にならない常在菌と呼ばれる細菌も、徐々に周囲の環境から赤ちゃんの気道や腸管にすみついていきます。
現在の日本の衛生状態から考えると、他人と共有しないほ乳瓶の消毒はそれほど神経質にしなくても、ミルクのカスが残らないようにきれいに洗って乾かすということをきちんとしていればまず大丈夫でしょう。
おもちゃなど周囲のものを何でもなめはじめるころになると、ほ乳瓶だけ消毒しているのはあまり意味がないと思われます。
お問い合わせ
健康福祉部こども・子育て総合支援室(母子保健係)
京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町
電話番号:075-414-4727
ファックス:075-414-4792