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府内の耐震改修特集

耐震改修事例の紹介

京都府内で行われた耐震改修の事例を照会します。

府と城陽市の助成制度に後押しされて決断しました

城陽市・塩貝邸  

 

昭和48年に今のお宅を購入。ずっとお住まいになっていましたが、そろそろ大地震に備えたいと、耐震診断をされました。耐震評点が0.67とわかり、家族が安心して集まってくるような家に直そうと耐震改修をすることを決めました。基礎のやり直し、耐力壁の設置、柱の追加と剛性の高い床の張り替えとしっかりした耐震改修工事が施されています。「工事費はかかったが、府と城陽市の助成制度に後押しされて決断した。」「やって良かった。これで気持ちよく住み続けられる。」と語っていただけました。

取材協力:住友不動産株式会社

新しい技術で慶応4年の建物を耐震化。200年住宅のモデルです

京都市右京区・小笹邸

 

慶応4年に建てられた小笹邸。当時の奉行所が出した建築許可書面をお持ちで、家を大切にされて来られたことが分かります。25年前に土間の壁二間分を取り払い、明るいオープンキッチンを作りましたが、最近の地震の頻発に危機感を持った小笹さんは耐震改修に乗り出しました。前回二間分の土間を省いたことが気がかりだった設計者の西村さんは、伝統的な家でも耐震化できる最新の計算技術を採用。荒壁パネルや仕口ダンパーという新しい装置も設置され大地震でも安心な家へと生まれ変わりました。モダンで和風な家の仕上がりの中に、住み続ける心の大切さを感じられます。

取材協力:西村設計工房

京都はこうやって家をつないでいくことが都として大切です

京都市左京区・家村邸

地震、耐震工学の専門家である京都大学の家村先生のお宅です。戦前に建てられた和風の家で、数世帯が住み替えつつその度に改造されながら大事に使われてきました。木造建築耐震の泰斗である京都大学鈴木先生が監修され、微動地震まで計測して、和風住宅に適した最新緻密な耐震設計がされました。「耐震補強にお金を使うなら、ついでにもう少しハリ込んで、リフォームも行うと、毎日が安全で楽しい。」と家村先生。「京都はこうやって家をつないでいくことが都として大切だと思います。」という奥様の言葉が印象的でした。

取材協力:木四郎建築設計室

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京都府建設交通部建築指導課 建築防災・安全担当
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