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中丹家畜保健衛生所の主要施設を紹介します。
当所は平成18年3月20日から新庁舎に移転し業務を行っています。
高度な検査機能を備えた府の基幹的な家畜保健衛生所として家畜の健康を守る中で、「食」の安心・安全の確保を進めていきます。
家畜の運搬車両など、当所に出入りする車両を自動的に消毒します。
家畜伝染病の発生予防やまん延防止に必要な消毒薬、器材を備蓄・保管します。
死亡したり病気(呼吸器病や消化器病など)になった家畜から病原細菌の分離を行っています。
分離された細菌について生化学性状検査、遺伝子検査(PCR法)などによる同定を行っています。
また、分離された細菌に効果のある抗生物質を選択する為の検査等を行っています。
ウイルスが原因となる家畜の病気には、高病原性鳥インフルエンザ等、発生すると社会的な影響が大きいもの、人にも健康障害を与えたりするものもあります。
この部屋は、病原体ウイルスが検査者等に感染しないように、また、部屋の外にウイルスが漏出しないように、気密性が高く、陰圧が保たれており、高性能フィルターによる給排気設備、高性能安全キャビネットを備えています。
ここでは、感染症の診断の一助となる遺伝子検査を行います。
PCR法(Polymerase Chain Reaction法)による遺伝子検査は、病原体検出の迅速検査として重要です。
当所では、PCR装置の他、さらに感度が高く病原体の量を知ることができるリアルタイムPCR装置、また、遺伝子配列を調べることができるDNAシーケンサーを備えています。
病理検査室では病理解剖等で採取した家畜の臓器等から組織標本を作製し、細胞や組織の形態学的変化を肉眼的、顕微鏡的に観察します。
病理組織検査結果をもとに、その家畜がどのような病気であったのか、また臨床診断やその他の検査結果の妥当性等を判断し、家畜の病気を総合的に診断します。
牛海綿状脳症(BSE)の検査を安全に行うための検査室です。
プロジェクターやスクリーン、音響設備を備えており、伝染病の予防や衛生対策に関する会議・研修会を開催します。
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