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「第4回文化力創造懇話会ビジョン検討会議」開催結果

日時

平成24年8月20日(月曜) 午後1時30分から3時30分まで

場所

ザ・パレスサイドホテル 2階 「グランデ」

出席者

大田喜好委員、加柴和成委員、川崎純性委員、栗山圭子委員、佐藤卓巳委員、永井正人委員、畑正高委員、松尾恵委員、村井康彦委員、山本壯太副座長、六嶋由美子委員、鷲田清一座長 (五十音順、敬称略)

議題

  1. ビジョン中間案の検討について
  2. 意見交換
  3. その他

委員意見の要旨

ビジョンの構成について

  •  基本理念は重点施策を貫くものである。
  •  検討会議としては、基本理念に基づく7つの基本方向を関連づけて、その成果(ゴール)を見届ける責任がある。
  •  アートと美術には言葉として使い分けがあるが、本ビジョンではそれができていない。
  •  素案は7つの基本方向に係る具体の施策の模範解答として整理がなされているとも言えるだろう。これだけでも一つの進歩。次のステップとしては、優先順序をつけることが必要。府がどんな文化施策を展開するかを問われたときに具体例を示せるものを、検討会議で作っておくべき。
  •  継続事業や実現が困難な事業が混在しており、全体が見えづらく、施策のダブりもあるように感じる。
  •  国民文化祭の起草委員会では、参加者の顔が見えていて、短時間で素晴らしいものができあがった。しかし、今回は、いつ、どこで、誰が、なぜ行うのかが見えない。総花的であり、当局が質問を受けたときに対応できるような、辞書的な位置づけになっている。
  •  京都は敷居が高いので、敷居を低くすることを理念に入れたい。「ほんまもん」は上から目線で、京都はえらそうな、排他的な印象を与えないか心配。
  •  施策については、総花的ではなく、もっと集約してよいのでは。
  •  「ほんまもん」については「ほんまもんが身近にある暮らし」として表現する工夫をした。京都のまちの特徴の一つとして、外から普通以上に見られていることがある。いかに府の視点だけで書かないかが大事。
  •  現場の方が担ってきて、サポートしているだけの事業等を、知らないうちに落としてしまっていないか不安である。
  •  現行ビジョンでは国民文化祭などの大きなテーマがあったが、今回はないので、どうしても総花的になるのは理解できる。
  •  本ビジョンを府民が見るのと他府県民が見るのでは印象が違う。
  •  現状では、何が継続事業で、何にチャレンジしたいのかが見えてこない。 抑揚をつけることが必要。現時点では事業例として記述し、後から議論するのも一方だろう。
  •  7つの基本方向について、それぞれ重点事業を絞ってはどうか。ただ、ここに触れられていないものは実行しないということではない。
  •  現行ビジョンでは、「基本目標達成のための施策」の章に「施策の具体例」 として記述されている。
  •  7つの基本方向の2~3行を精査して、この下に重点事業やチャレンジ事業を記述してはどうか。
  •  文化圏の分け方の整理はできたが、施策については既存と新規が混在しているので整理が必要。
  •  文化芸術のカテゴリーをビジュアライズに表現できないか。ハード事業は地図に落としていけるだろう、ソフト事業についてもカテゴリーがある。
  •  人については、府民と言っても、芸術家、障害者等、一括りにはできない。各分野でどういうリーダーを育てていくべきか。作り手、受け手、それらをつなぐ送り手がうまくつながることで、文化芸術活動はうまくいく。
  •  具体のチャレンジ施策については、3ヶ月間プロジェクトチームを中心にヒアリング等を重ねながら記述の充実を図っていってはどうか。 
  •  ビジョンに書いていないから実現できないわけではない。ビジョンなので、ある程度の施策の数があり、それを5年間でやっていくという決意表明が必要と考える。
  •  「重点施策」をやめて、「施策の具体例」としてはどうか。重点施策はチャレンジ施策として出すべき。全てが重点施策とは思えない。
  •  チャレンジ施策として1~2つ書くことは可能である。
  •  「施策の具体例」とすれば横並びに見える。「重点施策」にしたほうが、実行したいという意味を込められる。逆に少なければ、これだけしか考えていないのかと言われる。
  •  パブリックコメントを考えるなら、しっかりと具体施策をPRすべき。全てが必要とは考えないが、このくらいは考えられるようなことを、説明として書いてはどうか。
  •  施策をあげすぎると夢を書いているように言われるし、少なすぎると批判される。結局は案配である。
  •  列挙するのではなく、府民にはこういう施策があるということを提示し、さらに軽重をつける必要があることを言っている。理念は施策の中で具体化されるので、事例を挙げていく必要がある。
  •  「重点施策」という言葉が問題になるのなら、「考えられる取組」、「目指す取組」にして、たくさんの施策を列挙すればよい。
  •  国民文化祭の成果という言葉が多すぎる。わざわざ書く必要はないと思う。もっとスリム化すべき。
  •  「重点施策」については、「目標とすべきこと」、「取り組まれるべきチャレンジ事業」にして、重点的な施策をピックアップすることとしたい。

基本理念の確認について

  •  府域への支援が記述されていることは評価する。
  •  5つの文化圏の総称を「みやこ文化圏」と呼ぶことには説明が必要。
  •  「日本のふるさと」は、山、川、田等の原風景をイメージするので、「日本のこころのふるさと」や「文化の原風景」といった言葉のほうが良いと思う。 
  •  「ほんまもん」は、カギ括弧があるものとないものがある。特殊な意味を込めた言葉であるから、全てカギ括弧づきにするべき。

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