丹後広域振興局
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京口橋周辺の工事も順調に進んでおり、来月末に橋から下流が完成し、既に上流側も着手しているところですが、ここで地元の皆さんに永く愛されている桜並木の整備についてお知らせします。
計画段階から、大手川の景観を代表する桜の木を何とか残せないか知恵を絞りましたが、今のままの桜を残す工法では護岸構造に不安があり、また、将来この桜が枯れた場合に植え替えが出来ず桜並木が無くなってしまうため、安心な護岸の工事に合わせて新しく桜並木を整備する方法を選択することとしました。
2009年春の京口橋の桜並木
2010年2月の京口橋上流
一方、再整備する桜並木に現在の桜を移植はできないかも検討しました。桜守として有名な佐野藤右衛門さんの見立てでは、古木で枝張りもあり、移植しても生き残るのは難しいとの話。
しかし、何とか持ちこたえられそうな古木1本は、今の桜を伝えるシンボルとして京口橋左岸のたもとに移植し、また、若木は現在、嫁入り先を探している所です。
伐採してしまう古木も、工事の工程を調整して今年の開花を迎えられるようにします。
今の桜はこの春でお別れになりますが、護岸工事完成後には、宮津ライオンズクラブさんから寄贈された桜を植えます。
新しい大手川の歴史と共に桜並木も成熟し、今のように地元の皆さんの心を和ませてくれる風景となることを期待しています。
宮津ライオンズクラブさんより、平成20年4月の結成45周年記念式典時に、大手川の美観向上にと、京都府にソメイヨシノ29本を寄付いただきました。
2010年1月28日、改修工事が進んだ大手橋から中橋右岸の城壁風護岸区間に、まずは10本の桜を植樹しました。今後、京口橋周辺に残りの桜を植樹します。
宮津市長も参加し植樹セレモニーが行われました
宮津城城壁復元区間
上宮津保育所のみんなが描いた川の絵が、善光橋右岸の現場事務所の掲示板に彩りを添えていました。
どんな工事をしているのか足を止めて読んでもらえるように、工事現場の掲示板はそれぞれひと工夫されています。
皆さんもちょっとのぞいて見てくださ いね。
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河川用語集
(これまでの大手川だよりに掲載した河川用語の紹介ページ)
大手川改修工事には視察の問い合わせが度々入ります。
災害復旧の現場としてだけでなく、防災、環境、景観といった様々な視点から、川づくり・まちづくりに取り組む事例として、各地から大手川改修の見学に来られます。
最近では、長岡京市、亀岡市、岐阜県多治見市から視察に来られました。
災害直後の行政の対応や住民の声、河川改修による海水の影響など、多くの質問をいただき、私たちの説明にも熱心に耳を傾けていただいています。
改修工事完成後も視察の対象となるような川であり続けたいものです!
改修工事についての説明後、大手川の現場を見ていただいています
丹後土木事務所 災害対策室 ダイヤルイン電話 0772-22-3243
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