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鴨川真発見記 平成24年2月

 第1号 「鴨川の素人野鳥観察記」その1 どんな鴨が鴨川の鴨?

鴨いろいろ

 皆さんは、鴨川の鴨といっても色んな種類の鴨が泳いでいるのはご存じと思いますが、それじゃ「この鴨は何という鴨?」と尋ねられて「何だろね?」と問い返す様な種類の鴨もあることと思います。
 実際に、私も京都土木事務所に赴任するまでは鴨は「ひとくくりで鴨」としか認識していませんでした。雌の見分けはまだまだ出来ませんが、一緒に泳いでいる雄の判別は出来る様になりました。
 何事も興味を持って見ようとしなければ、ただ視界に入っているだけで他との違いや特徴を捉えることは出来ないと痛感した次第です。
 よく見るとかなり特徴があり、個性的です。こんな鴨たちを紹介しますので、鴨川にお立ち寄りの際、また近所で鴨をご覧になる機会がありましたら、「あの鴨△◆鴨や」なんて周りの人に教えて差し上げるのもいいんじゃないでしょうか。
 主に雄の特徴ですが、今泳いでいるのは、真鴨(頭の部分が緑色の代表選手的な鴨)、ヒドリ鴨(茶色の頭で真ん中の色が薄く一見禿げている様に見えます)、小鴨(小さな鴨で目に緑のアイラインを入れた様に模様があります)、カルガモ(カルガモの親子で有名ですが、模様は細かい斑で少々地味です)、キンクロハジロ(目が金色黒い体に羽先の白が映えます)。
 キンクロハジロは、京都土木付近の鴨類で唯一潜水してエサを捕獲します。何度も潜水しては浮き上がるのを見ているのも結構面白いものです。
 こんな素人バードウオッチングも鴨川の楽しみ方の一つかと思います。

 

平成24年2月1日 (京都土木事務所Y)

鴨の写真(PDF:992KB)

 

 第2号 「鴨川の素人野鳥観察記」その2 鷺は白鷺だけじゃない

鷺もいろいろ

 今回は、足が長く細身でシュッと水辺に佇む鷺を紹介したいと思います。
 鴨川で見かける鷺は、私が認識している範囲で4種類です。
 皆さんよくご存じの、体が見事に真っ白なシラサギが代表格ですが、彼らにも種類があります。体の小さい「コサギ」はせわしなく動き回り驚いて飛び出す小魚をついばむそうで、鶏のごとく動き回っています。
 対して体の大きな「ダイサギ」は、じっと獲物が現れるのを待ちます。そして獲物を見つけると、一旦首を縮めて一気に伸ばし仕留めます。
 シラサギ以外には、羽や頭の辺りが青みがかった「アオサギ」がいます。大きさは「ダイサギ」程度でエサの取り方も同じですが、「ダイサギ」が斜めの角度で獲物を狙うのに対して、こちらは、ほぼ垂直に狙う様です。
 個人的に色合いが良いと思うのは、「ゴイサギ」です。頭から羽にかけて青みがかっていますが、「アオサギ」よりも濃く、首は短いため、他のサギとは少し個性があります。
「ゴイサギ」は京都土木事務所近辺では見かけません。五条辺りから下流で良く見かけます。鮎の魚道を設置し話題になった龍門堰では、ゴイサギが遡上する魚を狙っている様子を見ることが出来ました。

白いサギ:コサギ チュウ-サギ ダイサギ

その他のサギ:アオサギ ゴイサギ

 

平成24年2月15日 (京都土木事務所Y)

鷺の写真(PDF:578KB)

 

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