令和元年度「府民サービス向上事例発表会」
京都府では、府民サービス向上という職員の重要な課題について、民間の好事例に学ぶとともに、職員の取組事例を全庁共有するため、令和元年度「府民サービス向上事例発表会」を以下のとおり開催しました。
日時・場所
令和2年3月12日(木曜日)
京都府自治会館ホール
内容
1.交流・関係人口1,000万人超を移住定住へ
京都丹波・農村コミュニティ再生チーム(南丹広域振興局農林商工部地域づくり推進室・企画調整室)
- 移住定住者を増やすため、観光やイベントなど短期滞在する訪問者を、継続的な関係につなげ、「移住へのすそ野を広げる」取組を実施。
- これまで各組織・団体が単独で活動していたが、地域一体となって分野横断的に推進できる体制(京都丹波移住・定住促進協議会)を構築。市町や地域のNPO等が定期的に集まって議論を重ねたことなどにより、ニーズに応じたきめ細かく迅速な対応が可能に。
2.リソース不足をシェアリングで解決!!
チーム「丹後サイクル・リビングラボ」(丹後広域振興局企画総務部企画振興室、農林商工部商工労働観光室)
- プレーヤーを見つけて、やる気になってもらう。その難題を解決する鍵は「対話の質と量」を向上させること。個別対話にリビングラボ、アクティブ・ワーキングにSlack、LINE、、、予定調和なしのガチンコ対話を重ねる中で見えてきたのは、当初想定していなかった『eバイク』の活用や『シェアリング』。
- トライ&エラーを重ねながら、中丹・但馬にも広域展開。地域主体で目指す「eバイクの聖地化」に向けた取組。丹後の挑戦はまだまだ続く。
3.さらば現金!植物園の挑戦
キャッシュレス導入チーム 先駆け(文化スポーツ部文化政策室、一般財団法人京都府立植物園協力会、京都府立植物園総務課)
- 京都府の府民利用施設でキャッシュレス化が進んでいないことを受け、多様なメンバーがONE TEAMとなって、短期間で一気に導入。
- 京都府の施設の中で最大の集客力を誇る京都府立植物園において、いち早くキャッシュレス対応を実現。利用者(利便性向上)、施設管理者(現金出納事務軽減)、府(現金取扱リスク低減)等、関係者全てがWIN WINの状態に。
4.台風被害から園芸ハウスを守る!!~被害の未然防止・軽減対策の実践~
園芸ハウス被害防止対策チーム(農林水産部農産課、各広域振興局農林商工部、京都乙訓農業改良普及センター、農林センター)
- 平成30年台風21号では、前例のない暴風により府内の園芸ハウスに甚大な被害が発生した。そのことを踏まえ、被害の未然防止・軽減対策を周知徹底し、災害に強い農業づくりを推進。
- 暴風によるパイプハウスの倒壊について現地調査し、国の研究機関や大学などと対策チームを設置して科学的知見の収集を進め、農業者自らが取り組める対策マニュアルを作成。さらに、被害対策周知キャンペーンをオール京都体制で実施し、台風被害対策への農業者の意識改革を図った。