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(令和元年8月19日 ものづくり振興課 足利)
2019年8月18日13時。お盆の最終日曜にも拘わらず、東は関東から、西は九州から70名程の参加者が、けいはんなロボット技術センターに集結-
京都大学 高瀬先生によるオープニングの後、ティアフォーの片岡さんによるゲストトーク。
LinuxとROSをベースとした自動運転システム用オープンソースソフトウェア「Autoware」の紹介と、それを使って、本センターのROS対応走行ロボットJackalを動かすというデモンストレーションをしてくださいました。
「わたし、今日9時半に会場入りして、セットアップしただけで、もうこれだけ動かせるくらい、簡単にできちゃいます!」と、Autowareと我らがJackalを宣伝をしていただき感謝。そう、Jackalは、なかなかすごいんですよ!
続いて、参加者によるライトニングトーク。
様々なものをROSで動かす際のあれこれを、お互いに余すことなく披露。オープンにしてお互いが開発したソースを使いあって、みんなで効率的に良いロボットを作ろう。そういった精神が、最初からROSにはあるんですね!
さて、ここからは、けいはんなロボット技術センターを利用してくださっている京都企業様らが登壇。
「今後はFAラインもROS対応になってくる」と話すのは、T-ROBOの安田さん。センシングなど上位処理部分をROSで開発することで、少ない工数で効率的にシステム開発を進めている。当センターのJackalのROSパッケージを用いて開発している自律走行システムのほか、アームロボット等において目的地点を指示するだけで自律的に経路生成するモーションプランニングや、移動式アームロボの開発状況について紹介。
我々が目指している「コネクテッド・ロボット社会」の実現に向け、どんどん進んでください!
「オールイン、というだけではないのですよ!」そう語るのは、keiganの徳田さん。
サーボモーターとそれを動かすための電子部品がすべて搭載された一体型で、複雑な作業無しにすぐにモーターを動かすことができるモジュール「KM-1U(外部リンク)」が有名な同社ですが、先月リリースしたのが「KM-1S(外部リンク)」。高トルクから高速回転までのラインナップにより、迅速な試作品製作を実現するものです。
ところで、本日の登壇者の中にもKeigan Motorを使っているという方がいらっしゃいましたが、既に同社モジュールが様々なロボットに組み込まれ始めている。中小企業が狙うべきポジション戦略としても示唆に富んでいるのでは。ハッカソンなど様々なイベントにも積極的に参加されるなど、陰の努力も見逃せない!
ドリブル、キック-
その仕組みの話だけでもおもしろかったが、最もびっくりしたのは、ロボットプレイヤーたちのスピード。圧巻の速さ。2050年までに本当に勝てそう・・・。それに、会場に仕掛けられたカメラ・センサからの情報を基にしているところなど、当センターの目指す姿の一つでもあり、大変興味深いです。
現在、学生さんたちを中心に、夏休み期間を利用して集中的に当センターを借りて、ロボットの開発に取り組んでいらっしゃいます。
そんなScrambleも出場を目指しているのが、RoboMaster(外部リンク)。
数種類のロボットを作成し、敵チームを倒す。開発費に数百万円かかるようだが、とにかく、ど派手でかっこいい!なぜなら、「技術者たちをかっこよくする」がコンセプトだから。
今年11月30日、12月1日。けいはんなロボット技術センターにて「RoboMaster WinterCamp」を開催します!京都のみなさんで、是非、出場チームを組みませんか!!
最後は、当センターの設備やロボット、参加者が持ち込まれたロボットの見学会。ロボット・コミュニティならではの熱い議論が最後まで続いておりました。
次回も、楽しみです!
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