ここから本文です。
今年度からスタートした「京都IoT/IoE産業創出事業」。そのキックオフセミナーを平成28年8月18日(木曜日)京都リサーチパークにて開催いたしました(京都府、公益財団法人京都産業21共催)。
まず、京都大学大学院工学研究科教授の椹木哲夫先生から、「人と機械の持続性ある調和に向けて:IoTとCPSの観点から」というテーマで、人間機械系の専門分野のお話も交えながら基調講演をいただき、近畿経済産業局地域経済部情報政策課の石原康行課長からは、「IoTの構造と産業へのインパクト」と題して、IoTの動向をわかりやすく整理して紹介いただきました。
そして、企業様からの事例紹介。世のインフラを支える「工具のIoT化」によるイノベーション事例を、ユニークに紹介してくださったのは、京都機械工具株式会社 次世代開発本部ブランド戦略部長の髙橋広さん。工具の大進化、すなわち、工具ではなく安全システムを作っているという発想の転換、「プラチナデータ」と語られる工具からの情報など、「IoTサービス」の実践事例をあますことなく披露いただきました。
また、この4月に、IoT対応データアクセスユニット「デバイスゲートウェイ」をリリースされた、株式会社たけびし取締役常務執行役員技術本部長の髙瀬和彦さんからは、「見える化」「現場力継承」「予知保全」や、「つながる町工場」など「スマートファクトリー」の実践事例を丁寧にご紹介いただきました。
今後は、スマートファクトリー、ライフサイエンス、エコ・アグリなどに関するIoT研究会(事例をベースにしたディスカッション、交流会)も予定しています。ぜひお見逃しなく!
お問い合わせ