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経歴の所属名は、発令当時のものです。(組織改正により、現在の所属名と異なる場合もあります。)
経歴
平成27年4月 モデルフォレスト・全国育樹祭推進課 モデルフォレスト推進担当
平成29年4月 森づくり推進課 モデルフォレスト推進担当
平成30年6月 経営支援・担い手育成課 農地活用担当
主には、農地を農地以外の土地にする場合の「農地の転用許可制度」と、多様な団体と協働して農地の保全に取り組む「京都モデルファーム運動」の二つを担当しています。
一つめは、法令等の許可基準に則り、適正かつ厳正に審査手続を行っています。また、二つめは、高齢化や担い手不足などにより問題となっている耕作放棄地を地域の協力を得ながら、農地を活用したい企業やNPOなど多様な団体とのマッチングを行って、農地の保全・活用を進めています。
もともとは愛媛県出身で、父親が行う山の手入れを子どもの時に手伝っていた影響もあり、大学時代に森林科学を学び、森林に関する仕事に関心がありました。
前職は、東京で6年間民間企業に勤務していましたが、子どもが生まれたのを契機に、自然豊かな環境で子育てをしたかったことと、大学・大学院時代に6年間住んだ京都で、森林に関わる仕事で働きたいと思い、転職を決意しました。京都府には、社会人経験者向けの行政Ⅱの試験区分があったので、民間企業の経験を活かして、林業施策に貢献したいと思い、志望しました。
もともと関心があった森林に関わる仕事として、「STIHLの森 京都(府民の森ひよし)」のリニューアルに携われたことです。日本の原風景が残る美山かやぶきの里や芦生の森をはじめとした豊かな自然が残る京都府中部地域の「森の京都」に、森の自然や歴史、文化と触れあう場として整備された「STIHLの森 京都」があります。
これまでの利用者の声を参考にして、新たに電源付きのキャンプ場の区画を整備したり、離れていた駐車場を車横付け可能なキャンプ場へと改修するなど、より多くの方に親しんでいただけるよう利用しやすい形でリニューアルオープンしました。利用者ニーズの把握、予算書作成、条例改正や工事の発注など一からこの業務に携わったので、最後に、何もなかった敷地に新たなキャンプ場ができ、工事の完了検査で電灯が点いたときは、苦労もあっただけに感慨もひとしおでした。
是非、「STIHLの森 京都」に足を運んで頂けたら嬉しいです。
どんな仕事も自分だけではできないので、周りの方との信頼関係を築くことを一番大事にし、周りの方が仕事をやりやすいように自分で考えて行動するように意識しています。信頼関係を築くに当たっては、周りからの依頼や頼まれ事に対してしっかりと対応することが重要だと考えており、そうすることで、こちらからのお願いごとにも応えてもらえるようになると思っています。まずは目の前の業務から、一つ一つ頑張っています。
就職は、人生において、大きな選択の一つだと思います。就職してみないとわからないことが多いですが、今できる最善を尽くしたら後悔はないと思います。私は転職を経験していますが、前の会社に入社したことに後悔はないですし、むしろ、前職で培った経験が今の京都府の業務にもすごく活かすことができていると思っています。後悔のないように、頑張ってください。
(平成31年3月取材)
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