南丹地域医療構想調整会議(第1回)の審議概要
開催日時
平成27年11月9日(月曜日)14時~16時
開催場所
公立南丹病院 大会議室
出席委員
出席者名簿のとおり
審議の概要
南丹地域医療構想調整会議の設置について
事務局から、資料1により、説明
→設置要綱第4条の規定に基づき、互選により、南丹保健所の廣畑所長が議長に選出された。
病床機能報告について
主な発言
- 病棟単位での報告となると、病床数の少ない管内の医療機関では対応が困難である。地域実状に合わせて、病床単位での申請が可能となるような制度見直しが必要ではないか。
構想区域について
主な発言
- 現在の南丹医療圏で良い。
京都市域への流出もあるが、南丹病院を中核病院とした医療圏の維持が相当と考える。病院同士が連携し、うまく機能配分、機能充実をしていく必要がある。
- 理想としては、地域医療を支えるためには、人口集中地域にある中核病院を中心として、他の病院がサテライトとして機能できるような医療体制を構築できればよい。
- 課題もあるものの、中核病院に他の小さな医療機関が連携し圏域内にある医師や医療資源などを共有する「ホールディングス構想」の活用も、この地域では検討すべきかもしれない。
医療需要と提供体制の確認
主な発言
- 高度急性期の機能報告では制度上の規定で謙虚に0として報告したが、実際には高度な資源を投入せねばならない医療にも対応しており、報告内容と現場に乖離がある。
- 今回公開された病床機能報告において、医療機関の数値が正確に反映されているとはいえない。将来の病床機能を考えるためには、正しいデータに基づく分析が重要である。
- 圏域には超高度急性期機能病床はないが、このような機能は大学病院などの研究機関にまかせ、地域医療を支えるために中核病院で高度急性期機能を維持することが重要。
京都市内には超高度急性期を担う医療機関が多く、患者も流出しやすい。
南丹医療圏での医療を確保するためには、人材確保を図るとともに、基幹病院での高度急性期医療の推進が大切である。
在宅医療の受け皿について
主な発言
- 市町介護保険計画との整合はどうか。
- 両医師会共に開業医の減少、高齢化で在宅医療を担う医師が少なく、今後医療機関との連携を図り、協力しながら在宅医療を進めていくことになる。
- 開業医の先生方と連携し、在宅医療を必要とする患者を紹介し合うことが出来ればと考えている。また、急変した方の受入も積極的に行いたい。
- 高齢化により老老介護や独居老人が多く、一旦入院となった際に在宅に戻ることが困難であり、今後老健施設等の連携が必要となる。
配付資料