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クローズアップ京都府


開設
「京都府医療的ケア児等支援センター」および「京都府ヤングケアラー総合支援センター」を開設

 府は、4月25日に「京都府医療的ケア児等支援センター(愛称「ことのわ」)」を開設しました。病気や障害があることで人工呼吸器の管理やたんの吸引などの医療的ケアが日常的に必要な子どもとその家族の相談に応じ、地域で安心して生活できるよう関係機関の連携を推進します。

府医療的ケア児等支援センターの設立を宣言する西脇知事

[お問い合わせ]
府医療的ケア児等支援センター「ことのわ」
TEL:075-414-5120

 また、4月28日には「京都府ヤングケアラー総合支援センター」を開設しました。本来、大人が担うと想定されている家事や家族の世話などを日常的に行っている子どもたちや、その周囲の方からの相談に応じるとともに、本人や社会全体への認知度向上を図る啓発活動や、関係機関と連携した支援強化を図ります。

府ヤングケアラー総合支援センターの設立を宣言する西脇知事

[お問い合わせ]
府ヤングケアラー総合支援センター
TEL:075-662-2840

 知事コラム
雲涯蒼天(un gai sou ten)Governor's voice


書:西脇 隆俊

 最近では地球温暖化の影響もあって、5月の声を聞く頃にはじわじわと夏の暑さを感じるようになりました。夏に備える「衣替え」は本来6月に行うものでしたが、今やそうした境目もなくなりつつあるようです。
 暑い京都の夏を乗り切る術(すべ)として、服装だけでなく、住まいを衣替えする「建具(たてぐ)替え」というものがあることをご存じでしょうか。ふすまを簾戸(すど)に、障子を御簾(みす)に、座布団の素材も布から籐(とう)に替えたりすることで部屋はガラリと夏仕様に変わり、見た目に涼しく風通しよく、籐に触れたときのひんやり感が暑さを逃がしてくれます。京都の暮らしの中で編み出され、根付いてきた、素晴らしい生活文化の一つです。
 ついエアコンに頼りがちな現代、脱炭素社会にもつながる先人の知恵を、改めて見直したいものです。

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