第5回京都水道グランドデザイン検討委員会開催結果
1 開催日時
平成30年3月9日(金曜日)午後1時30分から午後3時30分
2 会場
京都ガーデンパレス 2階「鞍馬」
3 出席者
委員
山田座長、浦上委員、越後委員、小倉委員、日下部委員、小林委員、藤原委員、村上委員
事務局
環境部長、公営企業管理監、公営企画課長ほか
4 開催結果の概要
下記について府(事務局)から説明を行い、意見交換を行った。
(1)「京都水道グランドデザイン」のスケジュール
(2)市町村意見の報告
(3)グランドデザイン(素案)について
(4)グランドデザイン概要版(素案)について
5 主な意見等
グランドデザイン(素案)について
- 耐震化が喫緊の課題である理由を南海トラフ地震としているが、京都府の断層に関係する他の地震も含めてはどうか。
- 料金回収率が50%程度のところがあるが、どのように料金収入の不足を補っているのかを記載した方がよい。
- 「今後、料金収入も有収水量と同程度の減少が見込まれる」とあるが、節水機器の普及等により一人当たり有収水量が減少傾向にあることに加え、水道の使用量が多いほど単価が高くなる料金体系となっているため、将来の料金収入は、単純に比例して減少するのではなく、有収水量の減少割合以上に減少するのではないか。
- 危機管理対策として耐震化のことが多く触れられているが、最近多くなっている風水被害の記載も必要である。
- 危機管理に関する計画やマニュアルは、多くの種類があり、全てを策定するのは、小規模市町村では大変なので、優先順位をつける必要がある。
- 事故・災害対応マニュアルの整備支援として、京都府が市町村に照会をかけて、水道施設や備蓄資材などの情報が一覧となったものを作ってはどうか。災害応援では、「日本水道協会京都府支部の枠組も活用する」としてはどうか。
- グランドデザインでは、危機管理マニュアルの策定以外にも、水道事業者に求める取組項目は多いので、今後、圏域会議等で優先順位について議論してはどうか。
- 人材育成のところに「公民共同企業体の設立の検討の推進」とあるが、人材育成にどのようなメリットがあるかを書く必要がある。
- 議会や住民の理解を得るために、市町村が行う「わかりやすい広報活動」に対する府の支援が「先進的な取組の情報提供」とあるが、もう少し具体的な取組が必要である。
- 取組を進めていくためには、チェックポイントが必要であり、本文に記載が難しければ、例えば、取組項目のスケジュールを、別冊にして記載してはどうか。
- 各市町村の水道ビジョンの目標をもう少し踏まえて、府のグランドデザインの目標を設定していけばいいのではないか。
- 最後の「おわりに」の章は、今回議論しなかった積み残しの課題を記載するのではなく、このグランドデザインで取り上げた課題について、どう取り組んでいくかを記載すべきである。
- 京都市と他の市町村の水道の状況の差が大きく、自分の住む北部地域は今後どうなるのだろうと感じている。しかし、水道料金の値上げについても、水道事業者の置かれた状況をしっかり説明すれば、住民に理解していただけるので、府は市町村をしっかり支援してほしい。
グランドデザイン概要版(素案)について
- 人口減少が水道にどのように影響を及ぼすのかわかりにくいので、その理由を記載する必要がある。
- 安心・安全な水道水の供給を続けるために、せっかくグランドデザインを作成したのだから、そのメリットをもう少し書いてはどうか。
- 圏域別の取組を記載しているところでは、横串で、京都府や京都市の府域全体に対する役割を記載してはどうか。
6 添付ファイル