第10回家族むすびあい賞(各新聞社賞6点)
家族むすびあい賞京都新聞社賞
合木菜樹奈(姉9歳) 向日市
ようちゃんへ
いつもママのとりあいで、けんかばかりしているね。けんかすると、ママにもおこられるしこわいよね。ママがわけっこできたらいいのにね。
合木陽春(弟6歳)
なあたんへ
けんかしたら、ようちゃんは、てがでて、なあたんは、あしがでてままにはつのがでるね。
〔エピソード〕
いつも弟とけんかして、お母さんにおこられてばかりなので、ちょっとはんせいしました。
家族むすびあい賞朝日新聞社賞
井上結唯(孫10歳) 木津川市
おばあちゃ~ん吊りズボン見つけたよ!大きなポケットが2つあって、1つに「ありがとう」って入れました。
池田初子(祖母66歳)
ゆいちゃ~ん良かったね。
もう1つのポケットに「ごめんなさい」を入れてね。いつでも2つとも出せるようにね。ありがとう。
〔エピソード〕
心のポケットに入れておく言葉を1つおばあちゃんに聞き、大切にしています。
家族むすびあい賞毎日新聞社賞
湯川耕太郎(孫6歳) 向日市
五七五をつくったよ。
ゆうやけにまっかなくもがあふれだす
だよ。
おとうさんとおかあさんがほめてくれたよ。
湯川愛子(祖母75歳)
じょうずにはいくがよめたね。きごがはいっていて、「くもがあふれだす」のことばが、こうちゃんのきもちをあらわしていて、いい575だね。
〔エピソード〕
上手に俳句がよめたので、俳句が得意なおばあちゃんに見てもらおうとはがきを書きました。
家族むすびあい賞読売新聞社賞
納谷僚太(子9歳) 向日市
お母さんへ
いつも学校から帰ると、「ただいマンゴー!」「おかえリンゴー!」が、合言葉。あ、今日もお母さん元気なんだってうれしくなるよ。でも、おどるのは、ぼくの前だけにしてや。
納谷美世子(母44歳)
りょう太へ
二人だけの合言葉、他にもたくさんあるけれど、お母さんも、あ、今日もりょう太元気に帰って来たってうれしくなるよ。おどり、もっと練習するね。
〔エピソード〕
ぼくの「ただいマンゴー」だけで、どうして、今日1日のぼくが分かるの?
家族むすびあい賞産経新聞社賞
上田有紗(子8歳) 滋賀県
ひいおばあちゃん、ランドセル三年間大事に使っているよ。やくそくをまもっている私を空の上から見ていてね。
上田千晶(母39歳)
赤いランドセルはおばあちゃんの代わりです。そばにいなくても、ありちゃんをずっと見守っているからね。
〔エピソード〕
三年前に亡くなったひいおばあちゃんに、入学祝いにとランドセルを買ってもらいました。残念ながら入学して通学する頃には亡くなっており、ランドセル姿を見てもらえませんでした。ランドセルをプレゼントしてもらった時、がんばって勉強してえらい人になると約束した娘。その約束を守っている事を伝えようと手紙を書きました。きっとそうだろうと思う内容で私が返事を代筆しました。
家族むすびあい賞日本経済新聞社賞
鴨志田和枝(子46歳) 茨城県
父さんへ健康の四箇条
1、お酒を控えましょう
1、煙草を控えましょう(吸わないでとは言わないわ)
1、食事をきちんと食べよう
1、お母さんに「好き」って言ってあげて
笹沼利彦(父76歳)
和枝へ夫婦円満の五箇条
1、晩酌のお酒を買っておけ
1、男のつきあいを妨げてはいけない
1、夫の料理への手抜きはいけない
1、祐一君に「ありがとう」と言ってあげな
1、俺に心配をかけるな。
〔エピソード〕
体が弱ってきた父にメールを送りました。健康を心配して。しかし,父からは私を心配してメールが来ました。
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