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京都府内の虐待防止への取組 [子育て支援情報 未来っ子ひろば]

京都府の虐待防止への取組

1 家庭支援課

ア 京都府児童虐待防止ネットワーク会議

京都府では、急増するこどもの虐待に的確に対応するため、京都府域全体を網羅する関係機関からなるネットワークを構築し、府全域における児童虐待の未然防止や早期発見・早期対応体制を強化することを目的に平成14年10月25日に京都府児童虐待防止ネットワーク会議を設置しました。

児童虐待防止と援助のためのネットワーク指針(PDF:109KB)
関係機関連携図(PDF:30KB)

「ストップ・ザ・児童虐待」宣言

21世紀を歩み始めた今日、京都府でも少子化や核家族化等を背景に、家庭基盤の脆弱化、家族の孤立化に加え、地域コミュニティの希薄化が進行し、子どもたちを取り巻く状況は児童虐待の急増を始め大きく悪化し、子どもたちと社会の未来に暗い影を落としています。

平成12年11月には、児童虐待の禁止、児童虐待の早期発見・早期対応、虐待を受けた児童の適切な保護等を規定した「児童虐待の防止等に関する法律」が施行されましたが、子どもを虐待する悲惨な事件は後を絶たず、未来を担うべき幼い尊い命が失われています。

児童虐待は、子どものこころと身体に深い傷を残し、健やかな成長や人格の形成に重大な影響を与えるばかりか、次の世代に引き継がれ、将来、更に深刻な社会問題へと拡大するおそれを含んでいます。

このような児童虐待の根を絶ち、次代を担う京都の子どもたちが安心して、健やかに成長できる社会を構築するためには、行政と関係機関・団体の連携はもとより、家庭や地域住民の互いの協力と積極的な取組が不可欠です。

このため、私たちは、本日『京都府児童虐待防止ネットワーク会議』の設立を契機に、府民の皆様と力を合わせ、児童虐待ゼロを目指して総力をあげて取り組むことを決意し、次のとおり宣言します。

一 関係機関・団体は、児童虐待防止のためのネットワークを府域全体に拡げ、相互の連携・協力の下に、子どもへの虐待の未然防止や早期発見体制の強化を図ります。
特に、職務上、子どもに関わる者は、児童虐待を発見しやすい立場にあることを十分自覚し、早期発見に努め、児童虐待を発見した場合は、速やかに児童相談所に通告することとします。

一 専門機関は、児童虐待に対し、専門的な知識に基づく迅速かつ適切な対応を行い、心身の危険から子どもを守ることに全力を尽くすとともに、機関相互の連携の必要性を再度認識し、日々の連絡・協調の更なる充実に取り組みます。
また、虐待を受けた子どもやその保護者に対する心のケアを重視し、再発防止に努めるとともに、家族の絆を取り戻すための支援強化に努めます。

一 子育てで悩んでいる人を見つけたり、あるいは児童虐待の疑いに気づいたときは、児童相談所、保健所、福祉事務所、民生児童委員・主任児童委員等に気軽に相談していただくよう、あらゆる機会をとらえて広く府民に周知を図っていきます。
また、これらの機関が地域や府民に開かれた身近な相談機関となるよう取組を強化します。

一 21世紀を担う京都の子どもたちのかけがえのない生命を守り、健やかに育てることは、府民一人ひとりの責務であることと自覚し、子育てを地域全体で支援しあう社会の実現に向け、力を合わせ、積極的に取り組んでいきます。

平成14年10月25日
京都府児童虐待防止ネットワーク会議

イ 京都府未来っ子サポートチーム

京都府では、急増する子どもの虐待に対応するため、各児童相談所内に平成14年6月より児童虐待対応班である「未来っ子サポートチーム」を設置しました。
「未来っ子サポートチーム」は、子どもの虐待の相談・通告などに対して迅速かつ的確に初期対応を行うとともに、各関係機関とのネットワークの強化による虐待の予防にも努めています。

ウ 児童虐待防止対策推進

(虐待防止の啓発)

みんなで子育てを支え合うような社会づくりを通じて、子どもへの虐待をなくしていくよう、11月の児童虐待防止推進月間を中心に「オレンジリボンキャンペーン」に取り組んでいます。

<今年度の取組>

オレンジリボンキャンペーン2022

(市町村ネットワークの推進)

各市町村において子どもの虐待の予防や早期発見を、日常的な家庭の支援などの対応が主体的に行われるよう各関係機関どうしの連携の強化を推進しています。

(保健所・保健センターでの虐待予防対策)

保健所や市町村保健センターでは、子どもの健診などにおいて、親への育児不安などの相談に応じています。
また、健診に来られない親へは、場合によって保健所の保健師やカウンセラーが訪問し、保護者の様子や子どもの成育状態などを確認するとともに、子育てに関する悩みなどの相談に応じています。

〈子育てに関する悩みの相談先〉
きょうと子育てピアサポートセンター「妊娠出産・不妊ほっとコール」075-692-3449
毎週月曜日~金曜日 9時15分~13時15分、14時00分~16時00分 注※祝日および年末年始を除く。

エ 京都府社会福祉審議会児童福祉専門分科会児童相談業務評価検証部会

「京都府児童虐待検証委員会」の提言を受け、専門的・客観的立場から児童相談所の業務管理・組織運営等を始めとする児童相談業務を定期的に確認し、改善に向けた助言を得るため、外部の有識者による委員会を設置しています。

なお、児童虐待案件が増加する中、その検証のために調査・答申の機能を持たせる必要が生じて来たため、従来の外部有識者による委員会を平成25年度に京都府社会福祉審議会児童福祉分科会の部会として位置付けました。 

京都府社会福祉審議会児童福祉専門分科会児童相談業務評価検証部会報告書

 

<京都府社会福祉審議会児童福祉専門分科会児童相談業務評価検証部会 委員名簿> 

氏名 役職
津崎 哲郎(部会長) NPO法人児童虐待防止協会 理事長
佐藤 純 京都ノートルダム女子大学 教授
安保 千秋 弁護士(京都弁護士会所属)
周藤 由美子

ウィメンズカウンセリング京都

フェミニストカウンセラー 

細井 創

京都府立医科大学 名誉教授

同志社女子大学 特別任用教授

本郷 俊明 京都府民生児童委員協議会 会長 

 ※ 順不同

 ※ 令和3年7月現在の役職を掲載しています。

 

オ 京都府児童虐待防止強化対策検討会

京都府では、児童虐待防止対策の強化を図るため、令和2年10月に「京都府児童虐待防止強化対策検討会」を設置しました。

第1回検討会

第2回検討会

第3回検討会

第4回検討会

第5回検討会

2 京都府教育委員会

http://www.kyoto-be.ne.jp/kyoto-be/(外部リンク)

相談体制の整備、父親の家庭教育参加への啓発や学習機会の提供への支援の取組をおこなっています。

3 京都府警察本部

http://www.pref.kyoto.jp/fukei/

児童相談所を始めとする関係機関と連携して児童虐待事案に対応しているほか、少年相談のリーフレットの配布など児童虐待防止に関する広報啓発活動を行っています。

4 京都府犯罪のない安心・安全なまちづくり推進本部

http://www.pref.kyoto.jp/anshin/

推進本部会議において採択された緊急提言に盛り込まれている「子どもの被害者化・加害者化防止」に係る施策の一環として、子どもの虐待防止に向けた取組もおこなっています。

お問い合わせ

健康福祉部家庭・青少年支援課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4792

kateishien@pref.kyoto.lg.jp