選定理由 |
府内の生息地が限られ、個体数も減少している。 |
形態 |
成貝は殻高15mm以内と小さい。殻表には螺肋や螺条が認められるが、中には平滑な個体もいる。 |
分布 |
本州と四国に分布し、別亜種が中国大陸、シベリアに分布する。府内では巨椋池と深泥池で記録がある。
◎府内の分布区域
淀川水系。 |
生態的特性 |
流れのほとんどない、湧水のある水域の水草や礫に生息する。 |
生息地の現状 |
巨椋池では干拓で絶滅し、深泥池では水質汚濁のため生息環境が悪化している。 |
生存に対する脅威 |
池沼の改修と水質汚濁による環境の悪化。 |
必要な保全対策 |
小型で目立たない種であるため、本種が生息している可能性のある場所を開発する際には、注意深い調査が必要である。 |
その他 |
日本固有亜種 |