選定理由 |
分布が限定され、分布地での個体数も多くなく生息場所である河川敷、農耕の高茎草原が急速に消失しつつあるため。 |
形態 |
日本で一番小さなネズミで、尾の先端の一部は毛に覆われていない。頭胴長50〜80mm、尾長61〜83mm、体重7〜14g。 |
分布 |
本州の太平洋側は宮城県以南、日本海側では石川県以南、四国、九州、隠岐の島、淡路島、など。主に平野の河川敷、農耕地に分布する。府内では淀川水系の河川敷、田辺、中池見など里山に点在。 |
生態的特性 |
本種は5〜11月頃、オギ、チガヤなどの高茎草本の葉で作った地上巣中で繁殖し、冬は地下で巣を作り生活する。子供の巣立ちは早く約2週間。餌は昆虫や草本の種子など。 |
生息地の現状と脅威 |
近年、休耕田の減少と河川敷での護岸工事や開発などにより植生が減少し、生息地が急減している。生息場所の保全を優先。 |