項目の解説.....
(各カテゴリーをクリックすると解説を表示します)
項目の解説.....
選定理由 |
川岸にある橄欖岩、チャート等の岩の割れ目にはえ、個体数も少ない(村田・田端・柳沢,1996;荒木, 1939)。 |
形態 |
常緑低木。葉は楕円形、革質、表面光沢があり枝と共に無毛。
◎近似種との区別
クサツゲより葉が広くて厚い。岡山県の石灰岩地にあるチョウセンヒメツゲに葉が似ているが、若枝に毛はない。 |
分布 |
本州(京都府)。京都府固有品種。
◎府内の分布区域
北部地域、中丹地域。 |
生育地の現状 |
洪水のときには水没する岩の割れ目にしがみつくようにはえている。ツゲの特殊な立地に隔離遺存した地域的品種と考える。 |
生存に関する脅威 |
河川改修。 |
必要な保全対策 |
特異な自然環境をつくっている渓谷の保護。 |
|