種子植物
種子植物 ツゲ科
種子植物 ツゲ科
コツゲ
Buxus microphylla Siebold et Zucc. var. riparia (Makino) Makino, Buxus riparia (Makino) Makino
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
近畿レッドデータブックカテゴリー | なし |
選定理由 | 川岸にある橄欖岩、チャート等の岩の割れ目にはえ、個体数も少ない(村田ほか 1996、荒木 1939)。 |
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形態 | 常緑低木。葉は楕円形、革質、表面光沢があり枝とともに無毛。クサツゲより葉が広くて厚い。岡山県の石灰岩地にあるチョウセンヒメツゲに葉が似ているが、若枝に毛はない。 ◎参照 Flora of Japan(講談社)2c: 108 |
分布 | 本州(京都府、高知県)。タイプ標本は京都府産。 ◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域。 |
生存に対する脅威 | 洪水のときには水没する岩の割れ目にしがみつくようにはえている。ツゲの特殊な立地に隔離遺存した地域的変異と考える。 |
必要な保全対策 | 河川改修。 |
特記事項 | 特異な自然環境をつくっている渓谷全体の保護が重要である。ダム設置も、改変の大きな要素となる。 |
執筆者 村田源、光田重幸