選定理由 |
産地が局限され、個体数が少ない。 |
形態 |
茎は高さ40〜80cmで、節に長い白毛がある。花は5〜7月に淡紅色の小さな花を集散状にさく。おしべは3本で花冠の外に出る。
◎参照 原色日本植物図鑑草本I:No.235,日本の野生植物III:146頁 |
分布 |
サハリン(樺太)、千島列島(南部)、北海道、本州、四国、九州、朝鮮半島、台湾、中国大陸(東北部)。
◎府内の分布区域
北部地域。(中部地域、南部地域では、絶滅した可能性が高い)。 |
生存に関する脅威 |
草地開発、薬用採取。 |
必要な保全対策 |
野生のものは乱獲のため少なくなっている。薬用植物として栽培する。草地開発は事前に詳細に生物調査を実施すること。 |
特記事項 |
昔は大江山山頂でも採集されている(竹内,1962)。薬用植物として栽培されることもある。 |