選定理由 |
府内における生息条件が大幅に悪化しており、個体数が減少している。 |
形態 |
体長3〜8cm。近縁種であるアカオビシマハゼT. trigonocephalusとは、小さな白点が頬の下に散在する点で区別できる。 |
分布 |
沿海州、朝鮮半島、中国大陸、台湾に分布、国内では日本海側の汽水域に多い。
◎府内の分布区域
日本海、若狭湾の沿岸部。 |
生態的特性 |
汽水魚。1年で成熟し、3年以上生きる個体もみられる。 |
現状・脅威・保全 |
府内では日本海側の内湾や河川汽水域に生息しているが、特に河川汽水域では個体数が減少している。改修工事による河口域の単純化や堰堤工事、潮止堤が生息場所を奪っている。生息場所の人工的な単純化を防ぎ、汽水域を確保する対策が必要である。 |