選定理由 |
河川下流や平野部の開発に伴い、急激に生息域が減少している。 |
形態 |
体長13cm程度に達する。体側中央に暗藍色の縦帯がある。カワムツB型よりも側線鱗数が多く(53〜63)、尻鰭鰭条数が1本少ないこと(iii,9)、胸鰭、腹鰭の前縁部に朱線が現れることなどで明確に区別できる。 |
分布 |
濃尾平野以西の本州瀬戸内側、四国北部、九州北西部。
◎府内の分布区域
琵琶湖疏水、京田辺市から八幡市周辺の諸河川。 |
生態的特性 |
雑食性で、6〜8月に砂礫底の浅瀬で産卵する。流れの緩やかな河川の下流域、平野部の灌漑用水や池沼などに生息する。 |
現状・脅威・保全 |
特に生息地の保護対策はなされていない。河川改修などによる生息環境の破壊。魚食性外来魚による捕食が脅威である。河川改修に際して、本種の産卵場になる砂礫底をできるだけ残すことが必要である。 |
その他 |
日本固有種 |