形態 |
夏緑性の多年草で、中〜大型、根茎は直立する。葉は叢生し、白緑色から淡緑色、単羽状複生。羽片は中〜深裂し、葉の基部に向かって順次縮小する。鱗片は褐色〜淡褐色で膜質。
◎近似種との区別
オオクジャクシダにもっとも似るが、タニヘゴのソ−ラスは中肋寄りであるのに対して、オオクジャクシダでは辺縁寄りである。イワヘゴは下部羽片があま縮小しない。タニヘゴモドキはミヤマベニシダとの雑種で、京都府でも確認されている。
◎参照 原色日本羊歯植物図鑑;pl.32-186,94頁(1959),京都府草木誌;9頁(1962),しだの図鑑;95,97頁(1986),日本の野生植物 シダ;pl.113-3,188頁(1999),改訂・近畿地方の保護上重要な植物;(No.5089、C)(2001) |