形態 |
夏に一時落葉する多年草。灰緑色の根茎が岩上を這い、大きな群落を作る。葉は全長15〜40cm単羽状深裂、表裏ともに細かい軟毛で密におおわれる。夏の終わりから初秋に新葉が展開し、胞子は冬に熟す。
◎近似種との区別
国内にはタイワンアオネカズラ、アマミアオネカズラを産するが、九州南部以南である。オシャグジデンダは葉の表面はほぼ無毛(葉裏にはまばらに軟毛がある)。
◎参照 京都府草木誌;12頁(1962),しだの図鑑;58,60頁(1986),日本の野生植物 シダ;191-2〜3,278頁(1999),改訂・近畿地方の保護上重要な植物;(No.5135、C)(2001) |