形態 |
常緑の多年草で、通常樹幹に着生し、シシラン属によく似た外観である。葉柄基部は根茎と関節する。葉は肉質で、断面は半円状、長さ20〜40cm、幅3〜4mm。葉の表面に一条の溝があり、裏面へ中肋が高く隆起して、両側が深い溝になる。ソ−ラスはこの溝にそって線状に連なる。
◎近似種との区別
葉の形状はナカミシシランに非常に似ているが、ナカミシシランの葉の表面には二条の溝があり、区別は容易。シシランとは葉の厚さで区別できる。
◎参照 京都府草木誌;12頁(1962),しだの図鑑;33p(1986),日本の野生植物 シダ;pl.183-1,268頁(1999),改訂・近畿地方の保護上重要な植物;(No.5130、A)(2001) |