形態 |
多年草だが、地上部は冬に枯れる。根茎は短く、ほぼ直立し、数枚の葉を叢生する。葉は中型で、単羽状複生、柔らかい草質で、乾燥標本にすると膜質になる。葉脈は網目状に結合するが、二次遊離脈を欠く。ソ−ラスは線形で、包膜は初めソ−セ−ジ状に胞子嚢群を包む。
◎近似種との区別
イワガネゼンマイやイワガネソウの小さいものといくらか似ているが、根茎からの葉の出方や葉質がまったく違い、区別は容易である。
◎参照 原色日本羊歯植物図鑑;pl.58-315,141頁,京都府草木誌;8p(1962),しだの図鑑;66,68頁(1986),日本の野生植物シダ;pl.177-5〜6,258頁(1999),改訂・近畿地方の保護上重要な植物;(No.5113、準)(2001) |