哺乳類
食虫目トガリネズミ科
食虫目トガリネズミ科
カワネズミ
Chimarrogale platycephala (Temminck, 1842)
京都府カテゴリー | 絶滅危惧種 |
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2002年版 | 絶滅危惧種 2002年版を参照する |
環境省カテゴリー | なし |
選定理由 | 分布域が山地の渓流に限局され、生息域の破壊により生存個体数を減少させている。 |
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形態 | 京都産については記載がないが、種としては頭胴長10~13cm、尾長10cm前後、体重27~55gの大型の半水生トガリネズミ類で、手足の指の両側には水かきに適した剛毛の列を持つなどの、渓流生活に適応した形態をしている。 |
分布 | 本州と九州から知られ、府内では京都市、南丹市美山町、宮津市に記録がある。 ◎府内の分布区域 南部地域(京都市、乙訓地域)、中部地域、北部地域(丹後地域)。 |
生態的特性 | 京都産についての資料はないが、渓流で水生昆虫や魚類を捕食する。 |
生息地の現状 | 河川改修などにより生息環境は悪化しており、目撃情報などから現存個体数は減少しつつあると考えられる。 |
生存に対する脅威 | 森林伐採や河川改修による渓流環境の悪化や水質汚濁が生存に対する脅威である。 |
必要な保全対策 | 生息に適した渓流と周辺の森林の保全策が不可欠である。京都府では京都府絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する条例により、指定希少野生生物に指定され、平成24年に保全回復事業計画が策定された。 |
関係法令 | 京都府絶滅のおそれのある野生生物の保全に関する条例(指定希少野生生物) |
執筆者 村上興正、本川雅治