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第1回鴨川流域懇談会
開催概要
日時
- 平成17年3月26日(土曜日)午後3時から5時30分まで
場所
出席者
- 委員(全員出席)11名
座長 中川博次(京都大学名誉教授、立命館大学教授)
委員 嘉田由紀子(京都精華大学教授)
金田章裕(京都大学副学長)
杉江貞昭(鴨川を美しくする会事務局長)
田中真澄(岩屋山志明院住職)
中村弘子(漆工芸家)
新川達郎(同志社大学教授)
西村明美(柊家株式会社取締役)
村田純一(京都商工会議所会頭)
森谷尅久(武庫川女子大学教授)
吉沢健吉(京都新聞社編集局次長)
- 府・市行政関係者 27名
知事、土木建築部長、京都市建設局長 ほか
- 一般参加者 20名
内容
- 基調講演 「千年の都と鴨川」中川博次
- 話題提供 「鴨川の現状と課題」河川課長
- 議事 意見交換及び今後の進め方について
結果
- 今後の懇談会では、「治水・防災」をはじめ「環境・景観」「河川利用」等のテーマごとに、鴨川のあり方について議論を深めていくことを確認
主な意見
- 治水については、流域全体で取り組むことが重要。「見える水」「みずみずしい京都」など健全な水循環の回復が必要。
- 昔のある時期、鴨川は、「山紫水明」ではなく、「山明水紫」だった。山は木が切られ、水は染色で染まっていた。今は随分良くなっている。
- 鴨川は世界の都市河川で最も古い歴史を持つ。鴨川の文化的景観から考えていくことが重要。
- 歴史・生活・文化、あるいは異なった文化との比較からも考えていく必要があるのではないか。経験を次世代に伝えることも重要。
- 鴨川は立派に整備されてきている。鴨川だけでなく他の河川も含めて考えていくことも必要。
- 治水対策は、コストとリスクのバランスについても考えるべき。行政に頼らない自己対策も重要。
- 幾重にも重なる北山の景色はとても綺麗。水量の変化があってこそ川らしい。水の変化が水に親しむ気持ちを生む。
- 人は時代とともに水辺から離れていった。豊かな自然は豊かな人をつくる。その意味で、川の美しさを守り伝えていくことが大事。
- 都市の川を守るには、上流の自然を守ることが重要。
- 「鴨川」は市民の共有財産であるという意識をもっと持つことが大事。
- 大都市にこのような素晴らしい川があること自体、東京都とは大いに異なる。日本の鴨川として、治水のみではなくその文化性も重要である。
議事録
参考資料
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