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警察官になるための資格は特に必要ありません。
しかし、国際化やハイテク化が急激に進展している現在、語学や情報処理などの資格があれば、仕事に生かすことができるでしょう。
また、警察官になってからも、必要に応じ、様々な資格を取得する機会が設けられています。
警察官は、警察学校入校後、柔道か剣道のどちらかを選択し、訓練を受けることになりますが、多くの人が未経験ですし、専門の教官が基礎から指導しますので心配はいりません。
また、犯人逮捕などに必要な逮捕術訓練も行います。
事件現場における犯人の制圧や災害時の救助活動など、危険を伴う現場に直面する場合もありますが、日々行う柔道、剣道、逮捕術等の武道訓練や各種装備資機材を有効に活用し、安全に仕事ができる環境を整えています。
警察組織には、多種多様な犯罪に対処できるように、様々なセクションがあり、OA技術、語学、簿記、柔道、剣道などの特技を生かせる職種と分野が広がっています。
1次試験で行う筆記試験は、多肢選択式・記述式であり、高校卒業程度の知識を問うものです。教科書や市販されている警察官採用試験問題集、公務員試験問題集等を活用して勉強される方もいます。日ごろから新聞などをよく読んで、幅広い社会常識を身に付けておくとよいでしょう。
採用試験案内に記載されている受験年齢等の受験資格を満たしていれば、何度でもチャレンジできます。
受験資格及び試験区分については「4年制大学既卒又は卒業見込みの方はA区分、A以外の方はB区分」となっています。したがって大学既卒者はA区分となり、B区分での受験はできません。
受験資格として、学歴は問いません。ただし、第一次試験で行われる教養試験については、高校卒業程度の知識を判定する問題が出題されます。
科学捜査研究所の職員は、主に、京都府職員(一類)採用試験により採用しています。ただし、鑑識課では警察官でも資料鑑定等で活躍しています。
警察官の場合、警察官として必要な憲法、行政法、刑法、刑事訴訟法等の法学のほか、職務倫理や捜査、交通等の警察実務について研修します。
また、体育や救急法、けん銃操法、逮捕術、柔剣道等の術科があります。武道の経験がないからといって心配する必要はありません。
警察学校では、初歩から丁寧に指導しますので、入校中に段位を取得することも可能です。
警察学校の一日は、午前6時50分起床・午前7時の点呼に始まり、午後10時30分の消灯まで規則正しい生活です。
休みは、土曜日・日曜日・祝祭日、夏季休暇・冬季休暇(各1週間程度)があります。
警察官は、まず府民と最も密着した交番勤務に就き、管内パトロールを通じて、犯罪の予防・検挙、交通の指導・取締り等の警察活動に従事することになります。
警察事務職員は、京都府内の警察署または警察本部に勤務することになります。いずれも本人の希望や適性等を考慮した勤務配置となります。
昇任は、平等・公正な試験により行われています。学歴や性別に関係なく、一定の勤務年数を経過すると平等にチャンスが与えられるので、意欲と実力により巡査部長、警部補、警部へと、幹部への道が開けます。
交番勤務の警察官は、原則として、3交替制です。
初日を当番勤務といって、午前9時に出勤し、翌朝の午前9時までが勤務。次の日は非番となります。そして非番の翌日は週休日ですが、1週当たり38時間45分勤務となるように勤務を割り振りますので、週休日に午前9時から午後5時45分までの日勤日が当たることもあります。
警察学校での研修期間を終えると、原則として、交番勤務になります。交番勤務は一定期間経験する必要があります。刑事などの警察官になるためには各専門の試験に合格する必要があります。
熱意と努力で希望部門への道は開かれます。
警察官と違い、犯罪の捜査、犯人の逮捕や交通の指導取締り等に直接従事することはありませんが、警察運営の企画、会計事務、警察職員の福利厚生事務等の各種事務を担当します。そうした事務職員としての仕事を通じ、治安の維持を支える重要な役割を担っています。
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京都府警察本部警務課採用係
直通電話:075-415-3140
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