「児童虐待」は、あなたの周りでも起こり得る!
「児童虐待」は、子どもの心身の成長や人格形成に重大な影響を及ぼすばかりでなく、児童が死に至るなどの悲惨な事件に発展する危険性があります。
「児童虐待」ってどんなことですか?
「児童虐待」とは、保護者がその監護する18歳に満たない児童に対して行う次のような行為を言います。
身体的虐待
- 首を絞める、殴る、蹴るなどの暴力をふるう。
- たばこの火を押し付ける。
- 熱湯をかける、おぼれさせる。
- 激しく揺さぶる。
- 投げ落とす、逆さづりにする など
性的虐待
- 児童と性交する。
- 性的行為を強要する。
- 性器や性交を見せる。
- 児童ポルノの被写体にする など
養育の怠慢又は拒否(ネグレクト)
- 適切な食事を与えない。
- 下着などを長期間ひどく不潔なままにする。
- 児童が学校に登校する意思があるのに登校させない。
- 乳幼児を車の中に放置する。
- 乳幼児や児童を家に残したまま度々外出する など
心理的虐待
- 言葉で脅す。
- 児童を無視したり、拒否的な態度を示す。
- 児童の心や自尊心を傷つけるような言動をする。
- 子どもの目前で配偶者に対して暴力を振るう、暴言を吐く。
- 他の兄弟と比べて著しく差別的な扱いをする など
「しつけ」のための体罰は許されますか?
「しつけ」のつもりでいても、子どものために一生懸命やっていることであっても、その行為が子どもの心身の成長にとって有害なものであれば、それは「児童虐待」になるのです。
自分の子どもに対してでも「児童虐待」は、暴行罪、傷害罪、殺人罪等が適用されることもあり、犯罪者になり得るのです。
次のような子どもを発見したらどうしたらいいのですか?
- 顔や身体に不自然な傷やあざがある。
- 衣服や身体がいつも汚れている。
- 学校へ行く姿を見掛けない。
- 戸外へ長時間閉め出されている。
- 親から頻繁に怒鳴られ、ひどく泣いている。
- 表情が乏しく、いつも怯えている など
「虐待かな?」、「おかしいな?」と感じたら…