きょうと生物多様性センター > お知らせ一覧 > 8月24日 世界で最も美しいビカリア化石を生んだ地、化石の宝庫「舞鶴とその周辺の化石」を開催しました!

更新日:2024年8月26日

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8月24日 世界で最も美しいビカリア化石を生んだ地、化石の宝庫「舞鶴とその周辺の化石」~府立植物園「恐竜時代の植物展」連携イベント~を開催しました!

当日は、荒木邦雄先生にご協力いただき、舞鶴から収集された貴重な化石標本を持ってきていただきました。荒木先生のこれまでの自然環境保全の取組や化石のお話など、みなさん興味深く聞いていただけました。講演後は、実際に化石標本を手にとって眺めたり、化石とともに京都府北部の自然環境にも非常に高い関心をもっていただきました!

きょうと生物多様性センターでは、生物多様性を身近に感じてもらうため、講演や自然観察会などを通して普及啓発をおこなっています。

この度、京都府立植物園「恐竜時代の植物展」とのコラボ企画として、京都府舞鶴市周辺の化石標本等を見ていただきながら、京都府北部地域の化石と自然の魅力について焦点をあてたお話をお伺いします。

舞鶴は、若狭湾から中国山地へ斜めに横切る舞鶴帯と名付けられた構造帯が土台となり、それが隆起、沈降することによって、数多くの「地層や岩石、化石の宝庫」と呼ばれています。

化石1化石2 ← 昭和49年舞鶴市内で発掘された「世界で最も美しいと呼ばれたビカリア化石」(外部リンク)

「ビカリア」ってなあに?
 長さ10cm程度の円錐形巻貝で、殻にいくつかの太いトゲがあるのが特徴です。新生代新第三紀(約2300万~250万年前)の中新世に、世界中の熱帯~亜熱帯の河口と海が交わる汽水域に生息していたと考えられるウミニナの仲間で、現在は絶滅しています。

また、「ビカリア」の化石は約1600万~1500万年前ごろに堆積した地層だけに見られる示準化石とされており、当時はマングローブ(ヒルギ)林に生息していたと考えられています。

開催概要

日時:8月24日(土曜日)11時~12時30分 

場所:京都府立植物園2階研修室

参加費:無料(別途植物園の入園料は必要です)

定員:80名(事前申込制) ※ 事前申込に余裕がありますので当日受付を行います!

対象:どなたでも。

講師:荒木邦雄氏(理学博士・青葉山レンジャー顧問)

主催:きょうと生物多様性センター・京都府

申し込みはこちらから→ https://www.shinsei.elg-front.jp/kyoto2/uketsuke/form.do?id=1719450458465

 ※上記による申込みが難しい場合は、メール・FAXでも受付します。

 「お名前、年齢(任意)、連絡先メールアドレス、お住いの居住地(任意)」を記載の上、下記までご連絡ください。
 メール:shizen-kankyo@pref.kyoto.lg.jp 
 FAX:075-414-4705

舞鶴とその周辺の化石チラシ

チラシのダウンロードはこちら。(PDF:824KB)

 

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京都市左京区下鴨半木町(京都府立植物園 植物園会館内)

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