きょうと生物多様性センター > 生物多様性について
更新日:2023年11月29日
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生物多様性とは、生きものや生態系の豊かさを表す言葉です。
私たちの暮らしは生物多様性の恵みによって支えられています。また、京都の特徴と言える伝統・文化も生物多様性と深く結びついてきました。
こうした京都の生物多様性がこれからも文化や伝統とともにあるよう、より良いものとして未来に引き継いでいかなければなりません。
京都府は南北に細長い形状をしています。北部は日本海側気候に属し、冬期に積雪が多く見られるのに対し、南部は比較的温暖な瀬戸内海型気候に属します。また、山間部や盆地では寒暖の差が大きいなど内陸性気候の特色も持ち合わせています。こうした様々な気候や地形の影響もあり、府内の生態系は変化に富んだ多様なものになっています。
京都府や京都市では、生物多様性の保全と持続可能な利用を推進し、京都の伝統・文化や暮らしを支えてきた「京都の自然の恵み」を守り、次世代につないでいくために生物多様性地域戦略を策定しています。
野生生物はそれぞれが生態系の重要な構成要素であり、自然環境の一部として欠かすことのできないものです。
希少な野生生物を守り、府内各地域の固有の生物多様性を適切に保全することが大切です。詳しくは、京都府のレッドデータブックを御覧ください。
もともとその地域にいなかった外来生物が、地域固有の生態系に大きな影響を及ぼすとともに、人の暮らしや農林水産業、文化財などへも被害を与えています。
外来生物に対しては、「入れない、捨てない、拡げない」の三原則を守ることが大切です。
京都府内では、様々な保全団体が自然や生物多様性を守る保全活動を実施しています。
また、府内の保全団体が集まって『自然環境保全京都府ネットワーク』として活動を行っています。
府内の保全団体の情報が知りたい方、他の保全団体との関りを持ちたい方などはネットワークのホームページをご覧ください。
生物多様性のためにできることはたくさんあります。
環境に配慮した買い物や庭先・ベランダの緑化など、日常生活の中で取り組めることもあれば、里地里山の保全活動など知識や経験をいかして自然の中で取り組めることもあります。
京都の生物多様性についての様々な情報を掲載していますので、詳しくは、「京都市生物多様性ポータルサイト「京・生きものミュージアム」(京都市ホームページ)」を御覧ください。
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