きょうと生物多様性センター > お知らせ一覧 > 7月17日 特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」による被害が京都府内で初めて確認されました!

更新日:2024年7月18日

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特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」が京都府内で初確認されました!

きょうと生物多様性センターでは、企業や保全団体、地域と連携・協力し、特定外来生物の防除活動の取組を支援しています。

京都府から、特定外来生物「クビアカツヤカミキリ」の被害が京都府内で初めて確認されたと情報提供がありましたので、お知らせします。

  • 京都市西京区大枝沓掛町において、特定外来生物クビアカツヤカミキリによる被害が京都府内で初めて確認されました。
  • 同種はサクラやウメなどの木を枯死するまで食い荒らす上、非常に強い拡散力を持つことから、初期防除が極めて重要であるため、被害木や成虫を発見された際には、殺処分や防虫ネットによる拡散防止にご協力の上、通報いただきますようお願いします。

 発見経過

  • 7月16日  京都市西京区の府民から、クビアカツヤカミキリ成虫の目撃情報が寄せられた。
  • 7月17日  職員が現地調査を実施。クビアカツヤカミキリの被害木及び成虫を確認。
  • 同   日  現地で採集したフラス及び成虫の写真を専門機関へ送付し、同定を依頼。同日、クビアカツヤカミキリによる被害と確定。

 対応状況

  • 確認された成虫については、その場で捕殺するとともに、被害木に対しては、拡散防止のため、防風ネットの巻き付け等を実施した。また、周辺地域における被害状況の調査を実施。
  • 府内全市町村へ情報提供を行い、更なる被害木等の早期発見と防除協力を依頼。
  • 今後新たに、被害木が確認された場合には、市町村や地域と連携し、防風ネットの巻き付けや薬剤等により、殺虫と他の樹木への拡散防止を図る。

 地域の皆さまへ

クビアカツヤカミキリは、ヒアリなどと異なり、身体には害のない昆虫ですが、幼虫は、サクラやウメ、モモ等の樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らし、枯らしてしまいます。
本種と疑われるカミキリムシやその痕跡(フラス)を発見された場合は速やかに殺処分するともに、京都府自然環境保全課(情報提供フォーム(外部リンク)もしくは、TEL 075-414-4706 MAIL shizen-kankyo@pref.kyoto.lg.jp)へ「発見日時・発見場所・写真・木の種類」を通報いただきますようお願いします。

 

クビアカツヤカミキリは、ヒアリなどと異なり、身体には害のない昆虫ですが、幼虫は、サクラやウメ、モモ等の樹木の中に入り込み、木の内部を食い荒らし、枯らしてしまいます。
本種と疑われるカミキリムシやその痕跡(フラス)を発見された場合は、速やかに殺処分するともに、被害木に対しては、防風ネットの巻き付けなどの防除対策を実施し、以下により京都府自然環境保全課まで通報いただきますようお願いします。

今回確認されたクビアカツヤカミキリの成虫及びフラス

くびあか(大枝) ふらす 被害木

(左;成虫、中央;フラス、右;被害木)

クビアカツヤカミキリについては、こちらをご確認ください

お問い合わせ

きょうと生物多様性センター
京都市左京区下鴨半木町(京都府立植物園 植物園会館内)
電話番号:075-354-5275
contact@kyotobdc.jp