「京の景観形成推進プラン」第4回検討委員会 概要と意見
第4回検討委員会 概要
1 日時
平成17年9月6日(火曜日) 午後2時30分から午後5時10分
2 場所
京都府庁職員福利厚生棟第1~第3会議室
3 議事
4 その他
- 10月7日にまちづくりワークショップを景観をテーマに実施する。
今回のアクションプランでの議論にも参考とする。
- 第5回はパブリックコメント実施後開催する。(11月中下旬)
第4回検討委員会 意見交換まとめ (施策関連)
第1章 プラン策定の趣旨
- 前回の会議でも京都の文化は平安京以前から生まれたという話もあったが、もう少し長い時間の中で京都府の景観が形成されてきたことが表現できれば。
- (歴史的建造物、社寺、町家以外にも)古くから耕作されていた農地や林地、水辺との関係も府の景観を形成してきたものとして重要。
第2章 現状と課題
- 農山村部など、地域の存続そのものが成り立たない状況もあり、価値観の共有以前の問題がある。
- 景観は、「まちづくり活動の総体」という表現よりも、生活や生業を加えた方が景観の捉え方としては良い。
第3章 施策の基本方向
- 「啓蒙」という言葉が良いかは要検討であるが、意識啓発については、取組の柱として項目立てが必要。
- ワークショップ等をやりながら各地域で京都の良好な景観とは何かというストックを、蓄積していく過程を確立することが必要。
- 「景観まちづくり」という言葉は「まち=都市」を連想させる。農地や人が住んでいない場所が連想されにくい。本用語を作った西村参与(欠席)に見解を確認しておくこと。
第4章 重点施策
- 「景観軸」という言葉は直線的で硬いイメージがする。
- 英国には、まちの健康診断をする「タウンマネージャー」の仕組みがある。
景観アドバイザー(仮称)としては、地域に問題や課題を提起できる人が良い。
- それぞれの地域で景観に関する人、情報、資源を地道に蓄積し育てていくプロセスを確立することが大事。それを活用していく取組や、地域主体で育てていく仕組みがあれば良い。
- 言葉や文化に含まれている景観要素を引き出し蓄積する過程自身が、京都らしい景観を考えていくことにつながる。