丹後広域振興局

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自然災害から身を守る

自然災害から身を守るために、どのようなことに気をつけたらよいでしょうか。いっしょに考えてみましょう。

自然災害とは?

自然災害とは、地震・洪水・火山爆発・台風などの自然現象が直接原因となって起こる災害のことをいいます。天災ともいいます。

土木事務所に深い関わりがあるものとしては、台風等の大雨による土砂災害、洪水があります。

記憶に新しいものとしては、平成16年にあった台風23号による災害があります。

土砂災害はどんなところで発生する?

土砂災害は次のような場所で発生しやすいとされています。

急傾斜地

がけの勾配(角度)が30度を超えるところ。がけの高さが5メートル以上あると急傾斜地崩壊危険箇所といいます。

急傾斜地のイメージ図

上の図で説明すると、斜面の勾配(角度)が30度を超える場合で、がけの高さが5メートル以上になると急傾斜地崩壊危険箇所といいます。

赤色の線を引いてある部分が、がけ崩れが発生した場合に被害が発生すると考えられる範囲で、被害想定区域と呼びます。

この範囲に建物があると人的・物的な被害が発生する危険性があるため、急傾斜地崩壊危険区域に指定し、急傾斜地崩壊対策工事などの防災工事を行います。

土石流危険渓流

風化(年月により崩れやすくなっている)、荒廃(荒れていること)が進み、土砂の流出が起きやすくなっている渓流(谷のこと)のこと。谷の勾配が15度ほどでも発生するといわれています。

倒れた木や石が積み重なってダムのようになって、水を堰揚げた後に、それがバランスを崩して周辺の土石や立木などを巻き込んで、ものすごい勢いで時速40キロメートル以上で流れてきます。

人が逃げれるようなものではなく、危険がせまるまでに安全に避難(ひなん)しておくことが重要です。

片切り片盛り

片方が切り土で、片方が盛り土である場所で、その境目に水が入り込み、滑りやすくなる形のこと。

片切片盛のイメージ

上の図で説明すると、道路工事や宅地造成工事などで、なるべく残土が出ないよう、工事コストが少なくなるように切土盛土のバランスをとって工事を行うことがあり、このような方法を片切片盛といいます。

片切片盛を行うと水が入り込み(上図の赤色破線の部分)、すべりやすくなります。その結果、盛土と書いてある部分がすべって崩れてしまいます。

そのため、水が入り込まないように雨水などの排水を十分対策することが大切です。

また、盛土を行うときに、段切りなど、すべりが生じないように考えて工事を行うことが大切です。

(注)「段切りと」は、盛土をするときにのり面の部分(図の赤色破線)を階段状に切り取り、土を締め固めていく方法です。

土砂災害の危険箇所はどうすれば調べられる?

急傾斜地や土砂災害警戒区域などは、次の方法で調べることができます。

洪水の危険はどうすれば分かる?

主な河川の雨量・水位の情報は、京都府河川防災情報で見ることができます。水防団待機水位、はん濫注意水位などをよく見ておくことが大切です。

京都府河川防災情報では、河川防災カメラ(外部リンク)で河川の様子を見ることができます。

普段の河川の様子と今の様子を比べて見ることができますので、どのくらい増水しているのかが、より分かりやすくなっています。だいたい30秒に一度更新されます。

こんなところ・こんなときには気をつけて

事前の避難が大切!

土砂崩れや洪水の危険が予想される場所に住んでいるときなどは、台風や洪水の危険がせまってくる前に事前(前もって)に避難所などに避難することが大切です。

避難所を日頃から確認しておき、事前に避難するよう心がけましょう。

避難所はどうして探せばいいの?

京都府市町村共同統合型地理情報システム(GIS)(外部リンク)で「避難所マップ」で住んでいる地域(ちいき)を選ぶと、地図の上に避難所のマークが表れます。

避難する場所が分かったら、その避難所までにどうすれば安全に行くことができるか、道順を日頃から考えておくと安全に避難できます。

また、避難するときに持ち出す物を準備しておきましょう。

  • 準備しておくべきもの
    懐中電灯、ラジオ、保険証写し、預金通帳写し、認印、救急医薬品、携帯用食料、水筒、下着類、タオル、ライター、帽子など

最後に

自然災害から身を守るためには、自治体に頼っているだけではいけません。

日頃から自分たちの身は自分たちで守る、近くの人同士で助け合う、防災に対する知識を身につけることが大切です。

危険がせまるまでに、いろいろな情報を確認して事前に避難することが必要なのです。

お父さん、お母さんと日頃から、自分の家は大丈夫か、台風など危険が近づいたときに、どうすればいいかを話し合っておきましょう。

また、お父さん、お母さんが、十分に理解されているか聞いてみてください。お父さん、お母さんがあまり知っていないときは、あなたがたが教えてあげられるほど勉強できているといいですよね。

土木事務所でも災害のない安心・安全なまちづくりにがんばっていますが、すべての場所を安全にするということは簡単ではありません。

住んでいる人が自分でも気をつけていただくことが災害をへらすことにつながります。防災について普段から考えることが大切です。疑問があったら、気軽に聞いてください。

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