丹後広域振興局

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土石流発生事例

丹後土木事務所管内で発生した土石流が砂防ダムにより補足された事例です。

砂防ダムが土石流を捕捉した事例

土石流危険渓流では、時として大規模な土石流が発生します。

そのため、京都府では順次、砂防ダムの建設を行う等、人命や財産を守るための工事を実施しています。

柿ヶ成川(宮津市喜多)では台風23号により大規模な土石流が発生しましたが、台風23号の直前に完成した砂防ダムが土石流を止めて、下流の人家等への被害を食い止めることができました。


柿ヶ成川(かきがなるかわ)の砂防ダムの下流の状況です。

このダムが完成していなければ、下流人家や二級河川大手川の埋塞など、大きな被害が発生した可能性があったものと思われます。


柿ヶ成川砂防ダムを下流から見た写真です。
砂防ダムの規模は、高さ9.5メートル、長さ72メートルです。
計画貯砂量は約2万立方メートルです。


砂防ダムを上流から見た写真です。
土石流により堆砂区域がほぼ満杯になった状態です。

ダムが完成していなければ、大規模な土石流により下流の人家等に多大な被害が生じるところでしたが、ダムにより大きな被害を受けることがありませんでした。


堆砂区域上流部で土石流が止まっている状態です。


上流部では渓流が大きく浸食され、土石流の威力を物語っています。


渓流に併走する市道も大きく破壊されました。


渓流の浸食状況

ご覧のように土石流は大変大きなエネルギーにより、道路や建物等に甚大な被害をもたらすものです。

土石流危険渓流においては、砂防ダムの建設は大変重要なこととなります。

京都府では順次対策工事を進めておりますが、1箇所あたりの工事費が多く必要であり、また、建設に時間が掛かります。

そのため、砂防ダムの建設が未着手な地域では、各種の気象情報を十分確認して、危険が迫るまでの事前の避難行動などが大変重要となります。

今お住まいの場所や勤務地などが土石流危険渓流など、危険区域でないかの確認を行い、台風による大雨等の場合には、まず避難することを心がけてください。

お問い合わせ先

丹後土木事務所 河川砂防課 ダイヤルイン電話 0772-227986

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