丹後広域振興局
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来たる10月22日(日曜日)の午後1時から「大手川に『自然と親しむ空間』を作ろう!」ワークショップ第2回を宮津市保健センターで開催いたします。
作業内容は、第1回でまとめた整備方針をもとに、具体的なアイデアを図面上に表していく予定です。
詳しい内容については、後日お知らせいたします。
京都府のホームページの「京都府河川防災情報」にて、大手川の水位・雨量をリアルタイムで見ることができます。大手川に関連するデータとしては、雨量なら宮津や岩戸のデータを、水位なら京口のデータを参考にしてください。
岩戸で降った雨が、約1時間後に京口付近にたどり着くということが、これらのデータから読みとれます。今後とも、このような防災情報を有効に活用し、災害等に備えてください。
ホームページアドレス http://chisuibousai.pref.kyoto.jp/(外部リンク)
現在、大手川改修の工事から出る残土の運搬を行っており、使用する工事車両(ダンプトラック)には『がんばってます!大手川改修工事』と書いた、ピンク色の“エプロン”を付けて運行しています。また、安全運転の励行や過積載の防止等について徹底するよう請負者の意識改革にも努めています。お気付きの点がございましたら、京都府丹後土木事務所災害対策室まで御一報ください。
何かと御迷惑をおかけいたしますが、今後とも御理解と御協力をよろしくお願いいたします。
国道176号の新大手橋から大手川を眺めた時に、「何か変だな?」と思われる方も多いと思います。川の両側に矢板が50センチメートル程度飛び出しでいます。これは矢板護岸というもので、最終的にはこれを約70センチメートル切断し、切断面にコンクリート製の化粧パネルを張り付けます。
川の景観を損ねるのではと心配されている方もおられると思いますが、御理解いただきますようよろしくお願いいたします。
(1)湊橋から下流の工事について
浚渫作業で発生した土砂の運搬作業(由良及び大江山)が終了しました。
今後は、石積護岸及びパラペット(特殊堤)工事に着手し、流下能力の向上を図ります。
(2)湊橋から大手橋の工事について
浚渫作業を進めています。発生した土砂については、大江山に運搬しています。
今後は、石積護岸及びパラペット(特殊堤)工事に着手する予定ですので、引き続き通行規制などに御協力をお願いいたします。
(3)第2工区の堤脚水路工事について
築堤工事は完了しました。沈砂池についても、10月一杯で完了する予定です。
工事中は、近隣の皆様には大変御迷惑をおかけいたしました。格別の御理解、御協力を賜りましたことを改めましてお礼申し上げます。
台風小話
今年もたくさんの台風が発生しています。京都府では、今のところ台風での大きな被害は出ていませんが、川の仕事をしている我々にとっては、台風はいつも心配の種になっています。特に台風が上陸という場合などは、パソコン上で雨量・水位情報とにらめっこしながら、徹夜での待機も珍しいことではありません。
今回は、台風について、ちょっとした基礎知識をお話しいたします。
台風の強さ・大きさは、風速に基づいて区分されています。
台風の強さは、台風域内の最大風速で区分され、強い台風は最大風速毎秒33メートル以上44メートル未満、非常に強い台風なら同じく44メートル以上54メートル未満となっています。
台風の大きさは、風速が毎秒15メートル以上の平均半径で区分され、大型の台風は半径500キロメートル以上800キロメートル未満、超大型なら800キロメートル以上となっています。
こんな話は、もうひとつピンとこないかもしれませんので、もう少し身近な話をしてみます。
一般的に台風は、反時計回りでまわっているため、台風の進行方向の東側は風が強く、西側は風が弱いと言われています。つまり京都府の西側を台風が北上
するときは風害が発生しやすくなります。逆に京都府の東側を通過するときは大雨災害が発生しやすくなります。 記憶に新しい平成16年10月の台風23号が、このパターンになります。
防災対策の第一歩は、一人ひとりが常に防災に対する意識を持つことです。皆様も普段から気象情報に注意していただき、非常時の対応に備えていただきますようお願いいたします。
平成16年10月の台風23号経路図(気象庁ホームページより)
【堰(せき)】
今回は河川の横断工作物の一つである「堰」についての説明をしたいと思います。
「堰」とは、川の水を堰き止めたりするために、河川を横断して設けられる構造物です。農業用水・工業用水・水道用水などを川から取水するためのものが一般的で、「頭首工」や「取水堰」とも呼ばれます。有名なところでは吉野川第十堰があります。
また、河口付近で、海水が川に遡ることを防ぐ目的で設けられるものを「河口堰」や「潮止堰」と呼びます。「河口堰」は海への出入り口である河口部を締め切り、魚類を始めとする淡水生物の往来を妨げるということで、自然環境保護の立場からの批判も多く聞きます。長良川河口堰のことは一度は耳にされたことがあると思います。
大手川では、改修に伴い川底が2から3メートル下がり水道取水への海水の侵入が心配されたため、潮止堰の検討を行ってきましたが、取水地点を上流に移動することで潮止堰を設置しない方針としています。これにより河川環境への配慮はもちろんのこと、コスト縮減も図れる結果となりました。
長良川河口堰ホームページより引用
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