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平成19年6月12日(火曜日)16時から17時30分まで
中丹広域振興局 第5・6会議室
【専門委員】
寺島 泰(京都大学名誉教授)<座長>
池田 正之(京都大学名誉教授)
岩嶋 樹也(京都大学教授)
高田 志郎(財団法人京都工場保健会顧問)
【京都府】
中丹広域振興局長
中丹東保健所長
環境技術専門監 ほか
【舞鶴市】
環境対策室長 ほか
前回会議における主な意見とその対応状況について、事務局から説明及び報告を行った。
ア 土壌汚染対策について
府の調査で土壌汚染対策法に基づく鉛含有量基準(150mg/kg)を超過した土地(約 40箇所)について、汚染の濃度、人の接触の度合い、周辺環境への影響などの観点から、対策の基本的な考え方をまとめた。
今後は、土地の利用状況や対策の工法的難易、地権者の意向を踏まえ、また、必要に応じ専門家の意見もうかがいながら、具体的な対策内容を検討・決定していくこととされた。
イ 底質対策について
舞鶴湾の底質調査で、鉛溶出量が0.1mg/l以上の範囲の対策として、浚渫及び覆砂を行うことが適当であるとされた。
ウ その他
(1)舞鶴引揚記念館における大気常時監視結果
・昨年10月末の本格的な排煙脱硫装置設置により、記念館周辺においては、それまで約10%の環境基準超過がみられたが、11月以降は0.7~2%に改善。
(2)地下水の調査結果
・19年4月2~3日に26箇所で地下水の検査を実施したが、いずれも不検出であり、問題なかった。
(3)魚介類の調査結果
・市場に出回っている舞鶴湾産の魚介類について鉛の含有量を調査(18年6月~19年1月)したところ、いずれも不検出又は低濃度であり、問題なかった。
・17年度に実施した調査で比較的高濃度を示したものは「非漁場」で採取されたものであるが、同所では魚介類を捕らないように注意喚起の看板を設置済みである。
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