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鴨川真発見記 平成28年9月

 第248号 初秋の川沿いを歩いて振り返る

夏の終わりのエトセトラ

  朝晩の気温も低くなり秋を感じる今日この頃、9月24日(土曜日)は早朝からふらりと高野川・鴨川の様子を楽しみにお出かけしてみました。

 高野川を松ヶ崎橋から南に下がっていくと、川の中に花が咲いています。ピンクのフヨウと白のフヨウがこんもりと茂って花を咲かせていました。

<川の中に“こんもり”と>

<ピンクのフヨウ>

<こちらは白いフヨウ>

 キレイに刈り取られた高水護岸には、今年もヒガンバナが赤く並んで咲いています。そのヒガンバナを眺めながら一人散策するご婦人の姿がありました。

 更に進むと、今度は白いヒガンバナが迎えてくれました。

<今年も赤いヒガンバナが整列>

<ヒガンバナの傍を散策>

<こちらは白いヒガンバナ>

<赤よりも少し開くのが遅い?>

 低水護岸の石積みの間からは野草が根を張り花を咲かせ、ハチの仲間が蜜を吸っています。

<石積みの間を割って>

<薄紫色の花にハチの仲間>

<花開く前のほうがキレイ?かな>

 川の中で花を咲かせているヒガンバナを上から覗くと、真っ赤ではなく白いラインも混ざって、紅白の水引の様にも見えます。

<少し色合いの違うヒガンバナ>

<赤白の水引のような>

 高水敷のフヨウは、一つの株にピンクと白の花が混ざって咲いています。

<一株にピンクと白のフヨウ>

<ピンクの方が遅咲きのようです>

 ここまで歩いてきて、草刈り機の音が聞こえてきました。キレイに草刈りされた中を歩いてきたのですが、その草刈りは上流から下流へと続けられています。ここまでに目にした花は草刈りの際に丁寧に残されたようです。

<草刈りの境目>

<作業が続いていきます>

 人の背丈を超えて「うっそう」と生い茂る寄り州の草木を草刈り機で少し残しながら刈り取って頂いて、気持ちよく散策できます。(自然への配慮)

<暑い中有り難うごいざいます>

<50cm程残して刈り取り>

 ここで振り返りです。7月の鴨川歩き企画の際に、鴨川の河床から生えた一本の木を知人に紹介してもらいました。その方は、園路から手を伸ばして、その木に実った果実をもぎ取り、果肉をはぎ取って中の種を見せてくれました。

<写真中央に丸い実>

<こんなところに何の木>

 その木の正体は「オニグルミ」です。川の中に管理者が木を植える事はありませんので、自然に生えたクルミの木でしょう。

<堅い果実をはぎ取ると>

<中から種が出てきます>

 7月の時点では、果実はまだ堅く青いものでしたが、9月の終わり熟した実が寄り州に落ちていました。護岸にしがみつきながら川の中の寄り州に降りて黒く変色した実を拾い上げて、園路の水道で洗ってみました。

<2ヶ月後再び>

<川に落ちた実を拾いにやってきました>

 しわしわのクルミが姿を現しました。スーパーで売っているクルミは輸入のもので、「オニグルミ」は在来種のクルミだそうです。天日干しして炒って割ればあのクルミのナッツを食べる事ができます。

<黒く変色したオニグルミの実>

<中からしわしわのクルミ>

 木にはまだ実がついていますので、鴨川・高野川の源流域から流れ着いて芽を出し根を張ったのかもしれないクルミの木を探してみませんか。

<まだ実がついていました>

 この日最後に目にしたのは、再度ヒガンバナのようです。一輪の黄色いヒガンバナらしき花が、園路にぽつんと横たえてありました。黄色いヒガンバナは初めて目にしました。

<黄色いヒガンバナが落ちていました>

 赤白黄色のヒガンバナ、鴨川の中に「オニグルミ」又知らなかった事を知りました。これが「鴨川真発見記」の「真」発見の原点です。

 

平成28年9月29日 (京都土木事務所Y)

 

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