【終了報告】亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)に係る環境保全専門家会議(第17回)の開催概要
開催日時
平成27年3月23日(月曜日)午後3時から6時15分
開催場所
メルパルク京都5階会議室
出席者
【委員】
村上委員(座長)、岩田委員、竹門委員、辻村委員、平井委員、堀野委員、松田委員
【オブザーバー】
江戸オブザーバー、田井オブザーバー、遠藤オブザーバー
【要綱第5条関係人】
渡辺亀岡市アユモドキ緊急調査検討委員会委員(京都大学准教授)
【事務局】
京都府:文化環境部中井部長、坂本スポーツ政策監、中島理事 ほか
亀岡市:栗山市長、湯浅副市長、勝見副市長、桂政策推進室長、中川環境市民部長、古林まちづくり推進部長 ほか
議事
- 第14回、15回環境保全専門家会議開催概要について
- 亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)の整備計画の策定にあたり考慮するべき基本方針について(素案)
- 平成27年度実証実験及び調査計画について
- 平成26年度アユモドキの遺伝子解析について
- 平成26年度アユモドキ生息状況調査のまとめ
意見等
第14回、15回環境保全専門家会議開催概要について
(一部修正し公開)
亀岡市都市計画公園及び京都スタジアム(仮称)の整備計画の策定にあたり考慮するべき基本方針について(素案)
- 「第2章の基本方針に書かれていることが第3章の対応策にどのように反映されているかということについて、項目によって熟度の違いがあり、それぞれについて、より検討をしていく必要がある。」という趣旨を注意書きとして記述する必要がある。
- アユモドキの生息実態において、水田の中で目視観察されていないが、十分な調査によるものではない。また水田に遡上する可能性の観点から、水路の堰などによる遡上阻害について記述する必要がある。
- 水田が餌の供給源として重要なことは明らかである。
- 光や振動がアユモドキの遡上や産卵に影響するのかどうかを検討し、影響するならその時期の工事やスタジアムの運用について考える必要がある。
- 基本設計がこの「基本方針」に書かれたことを反映したものであるかどうかの議論を行う中で、必要に応じて基本設計を修正し、更に実施設計に反映していく必要がある。
- 前書きに「アユモドキへの影響を軽微にとどめる」とあるが、「悪影響を回避する」とすべきである。
- 「スタジアムの配置」に関する文章は、「配置するもの」ではなく、「配置した場合の環境影響対策を検討する」に変更する必要がある。
- 資料2-3の2ページ、3ページは希少種情報を含むため非公開とする。
平成27年度実証実験及び調査計画について
- 事務局が提出した「平成27年度アユモドキ生息環境再生実験計画素案」に関しては、問題点の解決策に対する課題の記載をより明確に書くべきである。
- 事務局から「土地管理計画における水稲環境実証実験(仮名)」の素案が提出されたが、その詳細はまだワーキンググループで検討されていない。
- 平成26年度の実験では、人為的な産卵環境の創出が可能と分かったが、27年度の実験ではより多くの個体で実現可能か確認する必要がある。
- 実験を評価するために、評価項目や目標値を十分検討すべきであり、ワーキンググループで検討を行うこととする。
平成26年度アユモドキの遺伝子解析について
- 文化庁補助及び環境省受託による遺伝子解析結果について情報提供があり、実証実験による繁殖実態や繁殖した稚魚放流による野外個体群への影響の程度等について説明がされた。
- この資料は非常に重要であり、今後も継続して実施されたい。
平成26年度アユモドキの遺伝子解平成26年度アユモドキ生息状況調査のまとめ
(次回の議事に変更)
資料
(希少種情報を取り扱う資料は非公開としています。)