平成23年度第2回京都府産業教育審議会の議事要旨
1 開催日時
平成24年3月14日(水曜) 午後2時から3時30分まで
2 場所
ルビノ京都堀川 銀閣
3 出席者
【委員】
森田雅憲 会長、藤井博夫 委員、牧克昌 委員、榊原典子 委員、上田雅弘 委員、
神吉紀世子 委員、野崎治子 委員、今西仲雄 委員(代理)
(7名欠席)
4 議題
(1)開会
(2)あいさつ
(3)説明・報告事項
ア 「職業学科及び総合学科の設置概要について」
イ 「職業学科における具体的な取組の紹介について」
(4)審議
「府立高校における農業教育の現状と課題」
平成24年度の審議会の開催方針について
委員の職務指定について
(5)閉会
5 審議内容(主な意見)
委員の意見の要旨
- 10年くらいのスパンで卒業生がどういった分野で働いているかを調査し、新規就農で苦労しているということであれば、支援する必要があるのではないか。
- 農業高校で何を学ぶかということや将来の職業との関連を意識させることが必要だと感じる。
- それぞれの地域で新しく農業を始めた若い農業者と生徒が一緒に活動することで学ぶことが多いと思われる。
- 農業科の卒業生の多くが高校時代に学習した内容と関連が少ない分野へ就職や進学している状況を考えると、高校だけの問題ではなく、農業そのものをもっと魅力的な産業に育てていくような支援が必要だと感じる。
- 京都府内では宇治のお茶が国の重要文化的景観になっており、その他にも農業や林業が景観保全に係わっている部分が多くある。それらの景観を保全していくという意味でも農業科の卒業生が地域の後継者として活躍して欲しい。
- 最近では農業法人が増加しており、新たに農業に係わる若い人たちも一旦農業法人に就職などしてから、自立していく方々が増えている傾向がある。
- 「農業で教える」という側面と「農業を教える」という側面があるとのことだが、どちらに力点を置くかによって投資の仕方も異なってくると思われる。
- 京都にはブランド野菜が多くあり、そういう京都ならではの農業の魅力的な部分を生徒に伝え、将来の夢や希望を見せることも必要だと考える。
- これからの農業高校のコアコンピタンスは何かということを考えていく必要がある。
※コアコンピタンス・・・他社に真似できない核となる能力のこと。
- 卒業生を対象に農業高校で学んだことでどんなことが役立っているか、どんな点が良かったかといったことを10年、15年というスパンで調査すると生徒募集やカリキュラムの充実といった部分でも役立つと思われる。
- 進学の面でも大学とのさらなる連携が望まれる。