令和6年度京都府産業教育審議会の議事要旨
1開催日時
令和6年6月3日(月曜日)午前10時から12時まで
2場所
京都ガーデンパレス
3出席者
【委員】
上田 雅弘会長、湯川 佳秀副会長、沼田 行博委員、田宮 究委員、牧 克昌委員、河合 由起子委員、神吉 紀世子委員、國府 美幸委員、西川 俊子委員、田村 真二委員、安達 公克委員、小瀬 康行委員
(3名欠席)
4議題
(1) 開会
(2) あいさつ
(3) 協議
ア 職業学科の魅力化の推進について
イ その他
(4) 閉会
5審議内容(結果及び主な意見)
- 設備の充実については、高校施設で全てを担うのではなく、市町村のまちづくり計画とも連携・情報共有し、市町村ぐるみで施設整備をすることで地域活性化にも繋がる。
- 働き方が多様化する中で、企業としては、専門知識を持った人材が即戦力として活躍してほしいと思う傾向にある。どのような知識や資格を持っているのかがかなり重要になってきている。
- 専門知識を持つことの魅力や将来性を小学校・中学校にも発信してほしい。
- 漁業においては、雇用されるか個人事業主になるかという選択肢に分かれるが、個人事業主になる場合にはお金が必要となる。人間関係や、お金、見知らぬ地域での一人暮らし等、誰が教えていくかがこれからの課題となる。
- 人材不足は中小企業や小規模事業者にとっては本当に大変な状況である。離職者については、入社時のミスマッチをいかに減らしていくかが大きな課題であり、離職の原因を調査し把握しなければならない。
- 高校と企業との連携はまだまだ不足している。高校生もインターンシップを受けたり、企業を訪問したり、企業の方を呼んで勉強会をすることも重要。
- 地域の大学及び地域産業界との連携においては、より実践的な知識技術の習得や府内農林水産業者とのかかわりの中で繋がりを強め、卒業後あるいは将来的に府内の農林水産業に携わることのできる基盤を整えたい。
- より高度な勉強をしたいと望む高校生のためにも、農業大学校・林業大学校や府立大学との連携をもっと強化するべきである。
- 企業は専門的な知識や技能を持った人材が欲しいと考える一方で、学科やコースを細分化してしまうことで、就職後のミスマッチも起こっているのではないか。校内の学科の中での連携や、幅広い学習内容についても高校を選択するときの1つの指標となる。
- iPadの整備が進んでいる中で、京都特有の農林食のデータをオープンにすればより活性化するのではないか。
- 各府立高校が非常に素晴らしい取組を綿密に考えているという情報をいかに中学生や保護者等に伝えていけるか、また、企業側としても職業学科の生徒がこれだけの専門知識を学んでいるということを情報発信・共有することが大事である。