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令和2年度京都府産業教育審議会の議事要旨

1 開催日時

令和2年9月2日(水曜日) 午後1時30分から同3時30分まで 

2 場所

京都府立工業高等学校

3 出席者

【委員】

上田 雅弘会長、大島 浩樹副会長、小山 哲史委員、久保 哲史委員、牧 克昌委員、 榊原 典子委員、神吉 紀世子委員、金丸 京子委員、野崎 治子委員、田村 真二委員、青山 恵則委員

代理出席(括弧内は代理出席者氏名)

鈴木 一弥 委員(福原 早苗 京都府商工労働観光部人材開発推進課 課長)

沼田 行博 委員(田淵 功 京都府農林水産部経営支援・担い手育成課 課長)

(2名出席)

4 議題

(1)開会

(2)あいさつ

(3) 校内視察

(4)審議

ア 府立高校における職業教育の在り方ついて

イ その他

(5)閉会

5 審議内容(結果及び主な意見)

 ・古い機械では原理がよく分かるため、全てが全て新しい機器があればよいとは限らず、安全面を除けば古い装置のほうがよいこともある。機器の導入よりも、整理整頓や、安全教育の方が重要である。実践を積む上で丁寧に仕事をすることや、先輩からの意見を聞く姿勢を育てることが重要ではないか。

・水産分野では現在、漁船の電気関係をメンテナンスできる人材の高齢化が進んでいる。工業の即戦力となる人材を水産分野でも育成してほしい。

・企業では今後メンテナンスや整理整頓が重要であり、基礎学習としてメンテナンスの実習や整理整頓についての教育をしてほしい。

・中学校としては、進学時にしっかりと目的意識をもって自分の夢に向かえるよう教育していかなければならない。高校進学前後のギャップが生じないよう、(高校での学習内容や進路状況、資格取得等)幅広くPRをして、中学生がいろんなことに興味を持つことができるようにしていければよいのではないか。機械にできること、人にできることは何かを中学校の段階から教育できればよいのではないか。

・今やコンピュータでほとんどのことができるが、機械を使えるようになるだけではなく、物理的な意味を細かく勉強し理解した上で、できるようになったということを学生たちにも認識してもらいたい。海外では、あえて手作業で行う日本とは違い、機械による学習が進んでいる。実際に先生が横に立って指導することはリモート学習にはないことであり、大切である。

・高校での学習の中に資格や試験があることで、生徒に目的を持たせやすいのではないか。教員の研修について、日々新しい技術革新があるため、情報収集や研修の重要性は高い。専門性を持った教員をどう養成するのか。障害のある生徒等、多様な生徒を考慮しながら専門的な技術を身に付けることができる教員の資質が求められるのではないか。

・ものづくりは国の力であり、それに対する教育は非常に重要である。一部の産業では新型コロナウイルスの影響により、新たな販路を開拓しているところもある。進路についても、今後の社会の変化に伴い多様な進路が考えられ、各分野の成功例をアピールすることで、若い人たちに夢や目標を具体的に示すことができるのではないか。

・今だからこそ優秀な人材を採用すべきではないか。社会の先の展開が読めず、中小企業では採用に躊躇をしているところもあるが、今だからこそ将来を見据えて人材確保をすべきである。

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