第5回京都府営水道事業経営審議会の議事要旨
1 開催日時
平成28年8月29日(月曜日)午後3時30分~午後5時05分
2 場所
御所西京都平安ホテル「平安の間」
3 出席者
【委員】
山田淳会長、西垣副会長、石井委員、伊藤委員、尾形委員、佐藤陽子委員、竹谷委員、田野委員、中小路委員、能勢委員、橋元委員、秦委員、前窪委員、松岡委員、村井委員、村田委員
【事務局】
山下副知事、環境部長、公営企業管理監、環境部理事(建設整備課長事務取扱)、府営水道事務所長、公営企画課長 ほか
【受水市町】
府営水道関係市町担当部課長等
【傍聴者】
2名
4 開催結果の概要
(1) 京都府営水道ビジョンの中間改訂に当たり、当該ビジョン策定時の検討会委員を中心に構成する「京都府営水道ビジョン検討部会」の設置について承認された。また、府が改訂中間案を作成し、来年度開催の次回審議会で報告を行うこととなった。
(2) 府(事務局)から、以下の項目について説明を行った。
- 京都府営水道事業の経営状況について
- 京都府営水道施設の老朽化対策及び耐震化事業の進捗状況について
- 広域水運用の状況について
5 主な意見
<経営状況関係>
- 多額の繰越欠損金が発生している状況は適切ではない。今後も想定していない費用が発生する可能性があるため、経営基盤強化の観点からも繰越欠損金を早期に解消できるような施策を考えていく必要がある。次期料金改定(H32~H36)に向けて検討してほしい。
- 丹生ダムの精算は、負担が重くならないよう十分に協議を進めてほしい。
<事業の進捗関係>
- 今後行われる施設更新を一つの機会として捉え、単純に機器を更新するのではなく、新しい技術や水処理手法の情報収集に努め、その導入を検討すべきである。
- 工事発注については、出来る限り府内業者に発注する努力をしてほしい。
<広域水運用関係>
- 広域水運用については、効果を発揮していることが理解できたので引き続き、知恵を働かせて運用してもらいたい。
<その他>
- 府営水道のダウンサイジングについては、受水市町としっかり検討してほしい。
- 府営水道施設のダウンサイジングを口で言うのは簡単だが、今ある施設を前提に考えれば、短期的には難しい。ダウンサイジングについては今後到来する各浄水場の更新時期に合わせて地域毎の将来の水需要を踏まえ、適切な規模の検討をお願いしたい。
- 自己水から府営水への転換を進めるためにも、府営水の信頼が大切。災害に強い水運用に加え、木津浄水場にオゾンや活性炭の高度処理を導入し、安全で、美味しい水を提供できる施設を構築することが大切。
6 添付ファイル
7 問い合わせ先
環境部公営企画課 TEL 075-414-5481