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平成23年8月12日(金曜日) 10時から12時まで
京都府庁 1号館6階 政策企画部会議室
真山部会長、吉良委員、辻委員、西村委員、藤本委員、向井仲委員、渡邊委員
井上政策企画部長、畑村理事(計画推進課長事務取扱)、 澤村計画推進課参事
委員の互選により真山委員を部会長に選出
「明日の京都」の実施状況を取りまとめるベンチマークレポート(案)について事務局から説明し、委員から意見を伺った。
<主な意見等>
子育て・子育ちの安心
・「合計特殊出生率」について、女性の再就職の保障、制度の確立がどのようになっているか、それらが十分でないことが、比率の低い原因ではないかということも考えられる。それから、出産中の社会保障や賃金保障がどのような制度になっているか、府内でも地域的なものも含めて出てくると思う。「大学が多いから」ということだけではくくれない。
・「少年刑法犯検挙人員」の分析について、記載している他に、家族の対話やコミュニケーションが少ないことや、子ども自身のコミュニケーション能力の少なさ、子どもの育ちや関わった環境なども関係があるのではないか。また、両親との関わり方も非常に薄いのではないか。
学びの安心
「子どもの体力・運動能力状況」について、分析に加えるならば、子どものストレス 拡大や、子どもの生活習慣病・肥満傾向の増大というのが挙げられる。 また、指標は思いつかないが。そもそも運動能力が伸びる環境がない。まずはそこの環境を整えないといけない。
働きの安心
・障害者雇用に関する企業のフォローとして、コーディネーターのあり方や中身というところまで(議論が)来ているが、企業の知識、医療的な知識など幅広い知識が必要なコーディネーターが社会的職業として、収入も含め、身分について質の高い措置がされなければ、10年かかっても一人も育たない。
・「京都ジョブパーク実来所者のうち、就職が内定した人の割合」について、重点課題でミスマッチという言葉が出ているので、(内定率よりむしろ)定着率、何年くらいの定着率があるのかというのがデータとしてあれば、ミスマッチとのつながりがあるということが分かるのかなと思う。
暮らしの安心
「自殺防止活動に取り組む市町村の割合」について、自殺対策をやっていると言うが、自治体により、どれだけきめ細かくやっているかには差がある。取り組む市町村の割合という風に、十把一絡げにして良いのかということが疑問。また、自殺の年齢階級分布が、京都府が国と一緒なのかどうかというのを出しておいていただくと良い。
京都指標について委員から意見を伺った。
<主な意見等>
全般的事項
例えば、「規則正しい食事や運動など、健康づくりに取り組んでいる人の割合」のような府民が能動的に取り組む指標ももっと多分野で必要ではないか。行政と一緒になって、京都をどうしていくのかという意味で、自分たち府民として目指すような指標。何でもかんでも行政にお願いしてやってもらったらいいというのではなくて、住民として府民として自ら先にやるべきこともいっぱいあるはず。
子育て・子育ちの安心
中高生や乳幼児の考えなどをアンケートに反映してほしい。難しいとは思うが、そのようなところに関わっている専門職から見える面を反映させるというような方法で把握できないか。
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