京都府環境影響評価専門委員会の結果概要(平成31年3月29日(金曜日))
1日時
平成31年3月29日(金曜日)午前9時30分から11時30分まで
2場所
御所西京都平安ホテル「羽衣の間」
(京都市上京区烏丸上長者町上ル)
3出席者
【委員会】
渡邉委員長、荒川委員、勝見委員、佐古委員、清水委員、髙野委員、徳地委員、布野委員
【事業者】
株式会社市民風力発電、株式会社CSS、株式会社東洋設計
【関係機関】
京丹後市
【事務局】
環境管理課長、その他関係職員
【傍聴者】
なし
4公開・非公開の別
一部非公開
審議内容が京都府情報公開条例第6条第5号に該当する事項に係る審議
(附属機関及び懇談会等の会議の公開に関する指針の「3会議の公開の基準」による。)
5議題
(1)委員長の選出について
(2)(仮称)太鼓山ウインドファームに係る環境影響評価方法書について
6議事要旨
(1)委員長の選出について
- 委員の互選により渡邉委員が委員長に選出された。
- 渡邉委員長から清水委員が委員長職務代理者に指名された。
(2)(仮称)太鼓山ウインドファームに係る環境影響評価方法書について
- 事業者から事業計画及び方法書の概要の説明の後、質疑応答を行った。主な質疑及び意見は以下のとおり。
- 事業地近傍には希少種の生息が確認いる。生態系は小さな要因の集まり全体で成り立っており、事業の実施に伴い生息地が消失する可能性があるので、十分注意されたい。
- 人と自然環境との触れ合いの活動の場に係る影響の整理方法について、特にスイス村への影響が大きいので、スイス村に対する影響という形でも整理してはどうか。
- 騒音の調査について、調査項目が騒音と風況との説明だったが、雪の吸音等、天候も考慮すべきである。特に、夏場の夜間など地表面が上空に比べて冷たくなると、遠くの音が聞こえることがある。様々な条件を検討し、評価にあたっては、気象条件によってはそのような状況もあることも考慮されたい。
- 近年の気候変動により、様々な影響が観察されている。風況調査も1年間のデータだけでなく、過去数年の気象データ等を参照し、傾向が変わっていないか等も踏まえて配置や規模等を決定されたい。
- 将来の気候変動も踏まえた予測も可能な範囲で検討されたい。
- 景観の調査地点のうち、「慈眼寺」地点(モデル事業報告書における「伊根の舟屋群」地点)の周辺地域は伝統的建造物保存地区であるため、そこからの眺めには十分配慮いただきたい。
- 次回までに事業者が回答すべきとされた事項は以下のとおり。
- 方法書209ページの騒音予測手法の「音の伝搬理論に基づく距離減衰式」及びその出典。
- 「生態系」を評価項目とすることの要否及びその理由等。
- 対象事業実施区域を通過する一般鳥類に関する追加調査(例:定点カメラによる通年観察、渡り時期における追加調査等)の要否、その理由及び追加調査を行う場合はその内容。
- アオバズクに係る追加調査の要否、その理由及び追加調査を行う場合はその内容。
- 伐採を行う場合、ニホンジカによる食害対策の要否、その理由及び対策を行う場合はその内容。
- 今後は、現地調査(4月25日)、答申とりまとめ(5月9日)を予定。
議事要旨の詳細(PDF:171KB)
7配付資料
次第・資料1~5(PDF:1,261KB)