京都府環境影響評価専門委員会生活環境影響調査部会の議事要旨
1 開催日時
平成22年8月18日(水曜日)
午前10時から午後0時10分まで
2 場所
平安会館 2階 嵯峨の間
3 出席者
【委員会】
委員:寺島委員長、武田部会長、岩嶋委員、増田委員、松井委員
委員6名のうち、5名が出席
【事務局】
文化環境部環境技術専門監、循環型社会推進課、中丹東保健所
【傍聴者】
2名
4 公開・非公開の別
一部非公開
5 議題
株式会社樋口商店に係る産業廃棄物処理施設変更許可申請について
産業廃棄物処理施設変更許可申請に係る事業計画及び生活環境影響調査の概要等について、申請者からの説明が行われた。
<主な質疑・意見等>
- 遮水シート全面を張り替える理由は何か。
(事業者)部分的に仕様どおりの素材による施工ではなかったため、施工業者の瑕疵として修復するものである。
基本的に現状のシートに問題があるわけではないが、素材の入手が非常に困難であることから、部分的な補修ではなく、別のシートで全面を張り替える計画とした。
- 仕様外の素材により施工された場所は特定されているか。
(事業者)埋立地上流側の約3分の1の区画である。
- 仕様外の素材により施工された区画に廃棄物を移動させることは問題ないか。当該区画から張り替えることはできないか。
(事業者)素材に性能差はないことを確認しており、移動に問題はないと考えている。下流側に計画している流量調整槽の早期設置や施工手順を検討した結果、下流側から張り替える計画としている。
- 計画どおりに施工することが現場で大変な場合もあり、全般的に的確な施工管理をお願いする。
(事業者)承知した。
- 施設の工事中や完成後について、短時間に、または、局地的に大雨が降る場合においても安全であるか。
(事業者)台風時のデータに基づいて計算した結果でも、埋立地下流のえん堤を水位が超えることはなく安全である。
なお、施工性の確保目的であるが、工事中はえん堤の後部にさらに仮設調整槽を設けることも検討している。
- 搬入出ルートを変更する理由は何か。
(事業者)付近の市道が拡幅され、当該市道を通行するようにとの地元の要望を受けたもの。
- 搬入出時間について、午前7時の大型車両通行は問題となりやすく、特に沿道住民に配慮をされたい。
(事業者)承知した。稼働当時は、実際の搬入は大体9時からあり、また、地元から登下校時間帯は避けるよう要望があり配慮していた。
- 近年、低騒音型重機がかなり増えており、重機の更新時等に導入を検討されたい。
(事業者)承知した。
- 埋立地上流にある牛糞は安定化しているか。掘り返したときに悪臭の発生源にならないか。
(事業者)現況では、臭気はほとんどない。また、稼働当時には牛糞を移動させていたが、臭気の問題は発生しなかった。
6 問い合わせ先
京都府文化環境部循環型社会推進課
電話:075-414-4717
FAX:075-414-4710
e-mail:junkan@pref.kyoto.lg.jp