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京都府環境影響評価専門委員会の議事要旨

1 開催日時

平成20年6月30日(月曜日)  午後1時30分から午後4時30分まで

2 場所

平安会館 2階 嵯峨の間

3 出席者

【委員会】
委員:寺島委員長、荒川委員、磯辺委員、岩嶋委員、岡村委員、須川委員、増田委員、松井委員、吉安委員

【事務局】
文化環境部 新井環境技術専門監
環境管理課 岸本課長、森下主査、澤村主査、峯主任
循環型社会推進課 塩見主任
中丹東保健所環境衛生室 中川主任

【傍聴者】
1名

4 公開・非公開の別

公開(一部非公開)

5 議題

(仮称)綾部総合工場環境影響評価方法書について

6 審議内容(結果及び主な意見)

事務局から、以下のことを説明

  • 住民意見への事業者見解について 

事業者から、前回までの質疑、意見に対する補足回答

(大気質)

  • 実施済みの現地調査での結果が、地域を代表できる有効なものかを確認するため、実施場所と事業予定地中央部とで同時に追加調査を行う。
  • 上層気象観測を実施し、上層の一般風の風向・風速や、逆転層の発生頻度、時間帯、発生高度等を把握する。
  • 現地の地形的な条件、気象条件等から短期的、局地的に高濃度が生じる条件を設定し予測を行う。
  • 低周波音については、メーカーから情報が得られなかったため、類似施設において実測を行う。なお、調査、予測、評価項目として、低周波音を加える。
  • 騒音の評価においては、現況非悪化を原則とし、現況調査の結果を踏まえて評価を行う。また、実行可能な範囲で影響が回避・低減されており、必要に応じて他の方法により配慮がされているかどうか評価する。

(水質)

  • 水質調査に関しては、現況把握は行うが、施設稼働後の調査の実施予定はない。施設稼働後に地元からの要請等があれば考慮していく。

(動物、植物及び生態系)

  • 水生生物について、有識者へのヒアリング、現地確認などにより必要と考えられる調査地点を選定し、調査を行う。

(施設計画)

  • 前面の府道からの景観について、法面や工場敷地の緑化を進め、構造物が視覚に与える影響ができるだけ小さくなるよう配慮する。 

    など

<主な質疑・意見>

(大気質)

・地上気象の確認調査の評価においては、平均値だけでなく変動幅も考慮すること。
事業者)データ整理に当たり検討する。特徴的な気象条件を幾つかピックアップし現状把握していきたい。

(騒音)

・できるだけ騒音(低周波音を含む。)の増加を抑えて静けさを保つように努力し、十分に防音措置を施した計画を立てていただきたい。
事業者)対策については設計段階で十分検討していく。

(水環境)

・肘谷川や上林川への合流前後での水質調査が必要ではないか。
事業者)事業予定地からの影響が一番大きい「調整池~肘谷川合流前」とそれに肘谷川上流からの負荷も加わった「肘谷川合流後~上林川流入前」で行うこととしたい。
・雨水貯留タンクはどの程度の降雨まで対応できる容量なのか明確にできないか。
事業者)気象条件を考慮して設計するが、具体的には準備書において示していく。

(動物、植物及び生態系)

・指標生物の設定といった手法は考えているか。
事業者)地元有識者へのヒアリングや現地調査の上で決めたい。基本的には、水生昆虫等の底生生物と魚類を対象にしようと考えている。

(景観)

事業者)景観配慮のため、建物の配置をできるだけ山側に配置しようと考えており、現在再検討中である。

(その他)

・強風時に煙突排ガスが直接山肌に当たる場合、どれくらいの温度になるのか。
事業者)簡易に試算した結果、風速8mとして、水平距離100m地点で0.2度、50m地点で0.6度の温度上昇が予測される。

など

※答申案の検討部分については非公開審議のため掲載しておりません。

  7 今後の予定

今回で審議は終了。
答申案の文言修正については、委員長と事務局に一任。

8 問い合わせ先

京都府文化環境部環境管理課
電話:075-414-4707
FAX:075-414-4710
e-mail:kankyoka@pref.kyoto.lg.jp

お問い合わせ

総合政策環境部環境管理課

京都市上京区下立売通新町西入薮ノ内町

ファックス:075-414-4705

kankyoka@pref.kyoto.lg.jp