京都府環境審議会総合政策部会・地球環境部会の議事要旨
1 開催日時
平成21年5月19日(火曜) 午後1時20分から4時まで
2 場所
平安会館 「嵯峨」
3 出席者
【部会委員】
浅井委員、浅岡委員、井上委員、奥原委員、黒田委員、佐野委員、汐見委員、寺島委員、内藤委員、藤田委員、星川委員、本庄委員、松本委員、山本委員、横山委員(計15名)(うち総合政策部会委員11名、地球環境部会委員10名)
※上記のうち、次の委員は代理出席
汐見委員(代理:寸田京都府町村会主事)
星川委員(代理:瀬川京都市環境企画部担当部長)
【事務局】
石野環境政策監、新井環境技術専門監、柴田環境政策課長、奥谷地球温暖化対策課長、その他関係課員
【報道機関】 1名
【傍聴者】 なし
4 議題
新京都府環境基本計画(仮称)の策定について
<意見交換(主な意見)>
<計画全体について>
- 温暖化問題は適当にフォローアップされるのではなく、確実に実現可能性のある考え方や仕組みをトップが判断するもの。
- 全国一律でなはない。京都らしさを出していくべき。
府民に対する環境教育が大切であり、何年にも渡って行う必要がある。
- 暮らし方を少し変えて、京都らしいスローライフができれば、全然悲観的ではない。
- 府民が見て、いいなと思えるようなモデル的なことを京都府が示すことができれば良い。
- 生態系ネットワークの視点や「環境」「経済」「社会」の3つの視点が必要。
- 心の喜びを求めるために京都は発信する必要がある。京都ならではという何かを出せたら。
- バックキャスティングの考え方で、将来を積極的に府民が選び取る。
- 市民を入れたグループ単位での議論や庁内組織を横断的したワーキンググループでの議論が必要では。
- 環境を守るのではなく攻めることが必要。夢のある明るい未来像を描くことは賛成。
- 市民の思い、声が届くよう、市民と行政の壁がないようにしてほしい。近所の人もみんな参加できる形が重要。簡単に取り組めることがあれば、それがきずなにもつながる。
<CO2排出量の削減に係る京都府の中長期目標のあり方について>
- ゴールは8割減らすこと。そためには、思い切ったことをしないといけない。
- 目標数値は相場というよりは、そういうものだということでやる。京都府にはそれを実現できる地域環境がある。それを議論できるかが問われている。
- 明日の京都の議論と平行して、府としての基本メッセージを入れる必要がある。
- 目標は実現しないと意味はない。企業の立場からは国際的な公平性が要件である。
- 日本は工業国で農業国などとは産業構造が異なる根本的な問題がある。京都の考え方は、産業構造の転換。
- ドイツも工業国だが、経済界は8割削減を受け入れている。京都府はエネルギー多消費産業がなく有利。
- 京都らしさとは、伝統、文化、先端産業があることだ。
- 府民に届く「グサッ」とくる何かを指し示す必要がある。
- 削減を今ゆっくりすると、産業界にとっても後で負担が大きくなる。
- まず、2050年の時点でこう生活したいという社会を思い描く。その次にどう実現するかを考え、できることとできないことを整理する。
- 8割削減でこんないいところがあるという未来を示せればよい。